第4話

本音
930
2024/09/01 13:54 更新
ライブまで、1ヶ月を切った。

あれから1週間、僕はいまだにくにくんと、しっかりとした話ができていない。

ちゃんと、向き合おう。そう思っても、
一度僕の言動と、僕のした何気ない行動で傷つけているんだ。

あの時の、苦しそうで、一瞬顔には出さないけど心の何処かで僕を強く嫌悪していた、そんな表情。

思い出すと、話そうと思っても急に声が出なくなって、声が詰まる。
れる
ちょい!こえくん!
こえ
うわっ!は、はいっ!
れるちに、小声で話しかけられたものの僕は飛び上がるように返事をした。

そういえば、今公式配信中だ、企画は終わったけどまだ挨拶はしていなかった。
ずーっと考え事をしていたせいで全く話の内容も覚えてない。
れる
じゃあ、そろそろこの辺で終わりますか!
いくでー?せーのっ
全員
おつぽら〜
僕はおどおどしながらもそう言った。
…全く配信に集中できなかった、

れる
よし、配信きったで〜!
今日もお疲れー!
如月ゆう
えっと、明日は確か…
実際にライブ会場で、第一回のリハーサルがあるんだよね、
こったろ
そうそう、えーと、何時だっけ。
11時とか?
くに
いやいや、9時集合だよこた!
2時間遅れになっちゃうからそれじゃあ!
そうだ、明日はリハーサル。

ダンスも歌も実際に会場で通してみようという話になったんだ、
れる
じゃあ、早めに今日は寝て明日に備えよーな!
解散!
そう言い僕らはディスコから抜けた。

少し安堵して、僕はスマホを手に取った。


「今日もすたぽらの配信カオスで面白すぎた〜!」

「今日も平和で何より!楽しかったです!」


ぽらりすのツイートが、TLにぶわっと流れてくる。
こうやってぽらりすさんのツイートを見ていると少し落ち着く。
こえ
あ…
「今日のこえくん、やっぱり元気なかったような…心配」

「こえくんあんまり喋ってなかったよな〜体調悪かったりしたのかな…」
隠せて、ない。

ぽらりすにも気づかれて心配されて、
…僕のせいで、あれから全員でいる時も居にくい雰囲気が出ているし、

なんとか、れるちやゆうくん、こったんが気を遣って保っているけど、
みんなに恩を返すどっころか、迷惑ばかり、かけてるよね。

そもそも、こうなったのも、全部僕が始まりだ、
僕がくにくんに良かれと思ってしたことが悪い方向に行って、
ドミノ倒しみたいにみんなに迷惑かけて言って、メンバーだけじゃなくてぽらりすにまで心配かけて、
こえ
…僕、だめなやつ、だなぁ…
れる
なーに言ってんの、ひとりで。
こえ
あっ、ご…ごめん、
つい思ったことをぼそっと口に出してしまった。
思ったことを、考えなしに割と言ってしまうところがあるのかもしれない、
れる
なんでさ、自分はだめなやつ〜って思うん?
こえ
う、

うん…
れる
こえくんって、なんか自分のこと言う時どこか自傷的なんよな、
意見いう時も何処かおどおどして自信なさげに言うし、
…こえくん、そんなこと言ってたらダメなやつ〜って言うより、

おばかさんやな。
こえ
れるちはニコニコしながら僕を見た。
れる
だって、おばかさんやろ!
人間誰しも欠点あるし、グループなんてメンバーとぶつかってなんぼやで?
視野狭すぎなんや、こえくん。

広い視野で世界を見てや、
例えば宇宙ができたのはいつかって考えたら気が遠くなるぐらい凄まじい時間やん、
その時間軸の中の人間関係のぶつかりなんて、

大したことない、そう思うやろ?
こえ
…でも、
れる
…まぁそうやな、大したことない、って言っても
グループには迷惑かけてる、そう思っちゃってるんやな、

実際くにおの人生に関わる問題でもあるわけだし、難しいよな。

まぁ、れるから言いたいことは一つ!



れる
いっぱい迷惑かけにこい!
こえ
えっ、?
まさかの言葉に拍子抜けした。

れる
こえくん、いっぱい迷惑かけに来い!
いっぱいれるたちに寄りかかれ!

“迷惑”って言葉を使ってるけど、れるたちは倒れそうになったこえくんたちを支えてるの。
支えたくて、支えてるんや。
こえ
…!
れるちの言葉は、すごい。
心配で、悩んで、怖くて。

そんな時、れるちの言葉でたくさん元気をもらえる。
言葉の力って、改めてすごいな。
れる
その代わりさ!
れるちがそう言いゲーミングチェアから立ち上がった。
れる
れるたちの誰かが倒れそうになったら支えてあげてや、
こえ
…分かった、

ありがとう、れるち。
お互い、倒れて、また支えて、支え合って。

欠点が誰にしもあるなら、僕にできることを最大限、もう一度考え直してみよう。
そう思えた。
こえ
よしっ…
「れるくんへ
 
さきに会場に行って練習しに行くね

だから朝いなくてもびっくりしないで。

朝ごはんは戸棚の中のパンとバナナを食べたから大丈夫。」


そう書いた置き手紙をれるくんのデスクに置いた。



ガチャ
こえ
う、まぶし
もう気づけば7月だ。

だんだんと太陽が照り付け暑くなってくる。
ど田舎住みだったけど急に都会に来ちゃったもんだから、

アスファルトの照り返しがすごくてだいぶ困ってたり。
電車で20分ぐらいすれば会場にはつく、
意外と近い場所なんだ。


なんで、早起きしてこんなことしようと思ったのか、

まぁライブが初めてだし会場を早く見て慣れておきたいってのもある。

実際は、
くにくんってわりと一番乗りに練習場に来たりする。

だから先に行って朝、会えないかなとかちょっと思って、
今日は決心がついたから。
こえ
うわぁ…大きい…!
ライブ会場にGoogleマップでルート検索しながら来たが、会場は意外と大きそうだ。
僕は会場内に入った。

クーラーが効いていてだいぶ涼しい。

こえ
こっちのはず、
そう言って会場に行こうとした、その時だ。


〜♪
こえ
え、?
音楽が流れていた。

しかも、First starだ。

誰もいないのに…⁉︎
ま、まさかこれって…し、心霊現象…⁉︎⁉︎

タイムリープが実現したわけだし、七不思議みたいな感じで存在するってこと、⁉︎
誰もいない会場のはずなのに、音楽が鳴り響いている_


僕は恐る恐る会場を覗いた。
こえ
…!
くに
君を導く1番星に
もっともっと輝いてみせるから_
そこには、くにくんがいた。

1人で、歌っていた。
くに
ちゃんと見てい…ゴホッ
こえ
く、くにくんっ…!
くにくんが倒れ込み、僕は会場のステージに登ってくにくんに近寄った。
くに
え、あれ、
こえし…いたんだね、
そう言いくにくんはばつが悪そうに苦笑いを僕に向けた。

僕もあの時は歌っててあまり気付けなかったけど、
歌っているくにくんは、必死で、辛そうで。
くに
これ以上さ、倒れて迷惑かけたくないから、
早く慣れようって思って。

…だけど、中々ダメで、
ふとくにくんのズボンを見た。
膝部分が若干擦り切れていて、何回も倒れては立ち上がってを繰り返したんだと分かった。

1人で、倒れて、立ち上がって。
1人で、戦ってたんだ…、
こえ
くにくん、あのっ…この前は_
くに
え、あー…
大丈夫だよ!こえし、
あの時はなんか人の気持ち考えられなくて、
自分のことばっかりで考えずに言葉発しちゃって、

俺のせいで、こえしも傷つけて、
グループの雰囲気も悪くしちゃって、

ごめん…!
こえ
え…
違う。違う。違う。

なんで、なんでくにくんが謝るの?
誰も、誰も悪くないこと、そうでしょ、?

そう言いたいのに、くにくんの表情が胸に突き刺さって、声がまた出なくなる。
馬鹿野郎、僕の馬鹿…!

早く、逃げるな、逃げるな、声を、声をあげろ…!
れる
はぁ…全く、話を聞いてたら、
ほんとーに、2人とも不器用やんな!
こえ
え、⁉︎

れ、れるち…⁉︎
如月ゆう
2人とも似た者同士なところあるからね、
こったろ
まぁ中々難しいこと、だけどね
そこにはゆうくんとこったんもいた。
れる
こえくん、遅刻魔で朝なんてクッソ弱いのに
わざわざアラーム何回もつけて必死こいて起きようとしてたやん?

絶対なんかあると思ったねん、れるは。
バレバレだ、

いつだって、見抜かれてしまう。
れる
あのさ、くにお?
そのすべてを話してもらおうとは思わなくとも、
多少深いところまで聞きたくなるのが人のサガってもんや。

…言いたくない、話したら辛くなる、そんなことを言えって言ってるんやない。
それを隠して嘘を被せるのはやめろってことや!!

言えないことは言えないでいい、だけど嘘を被すのは別問題や!


な、本音、あるなら話してくれや。
本音を言いたくないって思ってもそれが本心なら受け止めるから。
如月ゆう
そうだよ、本音を話してよ、くにお。
こったろ
大丈夫、くにおちゃんのいうこと、全部しっかり受け止めるから、
思い切って言っちゃっていいんだよ。
僕も、言わなきゃ。

くにくんに、自分の言葉で_
こえ
僕たちを、信じて。
くに
っ…
くにくんは一度俯いた。

そうして、涙を少し目に溜めて、言った。
くに
みんな、聞いて、俺の…話。













主
イーヤァハァァァァァァァァ

最近、めちゃくちゃ遅いんですけどちいかわを見始めました。
なんかあっという間に100話目までみてしまった。

おもろいね、ちいかわ。
好きなのはラッコさんかな。

可愛いフォルムなのにあの声なのめちゃくちゃ好きだった😊
あと車を駐車場で頑張って探して見つかった時にうるうるしてんのが普通にかわいすぎた…


え〜本日の内容ですが、


人と関係を深めていく上では、その人のことをもっと知っていく必要があって、
そうなると、現状にとどまらず、
その相手の生い立ちや経験なども知りたいと思うもの。

だから…それを表現できればいいな。

過去回想、次あたりに入れられるんじゃないすか?

…って。
お、なんかとんできた?
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
師匠、お久しぶりダス
主
おお、お前の師匠になった覚えはないが?

というかドローンにもなれるのね
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
まぁ小説内だからそういう設定つければなんでもできるダス
主
おいメタいぞ
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
るにちゃんがパペットマペットにあるとか雑な説明だったから取りに行くのが大変だったダス…
主
パペットマペットは死ぬ笑

あ、この子はぶすなきといいます。

るに大先生の超大ヒット代表作である「ぶすなきに愛情を」のヒロインるにちゃのヒーローポジです。
読めよ😉
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
師匠、早く投げるダス

師匠の話ってぶっちゃけ、クソおもんないダス
主
師匠と言いつつ辛辣だな


ではでは、まいります。
えぬなな、毎度毎度の素手投球。

ブオオオオオオオオオオンンッッッッッッッッ


(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
どこ投げてるんダス

忘れてたけど、次はちゃんと投げてねってるにちゃんから伝言もらってるんダスよ
主
るにちゃの住んでるとこグリーンランドって言ってたから(大デマ)
方向的には多分だいじょぶら

ではでは、おつえぬ!

次はこっちに行けよ!

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