学校の1日で皆が好きな瞬間はどれだろうか…?
そう、下校する瞬間である。(異論は認める)
学校の帰り道、ふと…優未が横断歩道の脇にある看板を見つめて立ち止まった。
優未の瞳は、事故死の可能性を見出した瞬間に輝き始めた。
何故…事故死を予想すると希望みたいな何かを抱くのか…
それは…
この子が不慮の死を期待している女子高生だからだ…!
柚珠奈が即座に、事務的なトーンで否定した。
たい焼きを口に加えたまま由奈が顔を向ける。
優未は少し残念そうにため息をついて、また歩き出す。
優未は…二人の言い合いを横目に、
リュックの御守りをぎゅっと握りしめた。
二人の声が重なり、言葉が夕方の街に溶け込む。
自分の死因を探す少女とそれを絶対に阻止する2人の…
ほんわかな日常は…これからも続いていく〜。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!