五条悟side
楼さんがそう唱えた瞬間に、息が出来なくなった
なんでだ、無限が聞かない…?
術式として、認識されてない…?
次はなんだ、もうギリギリだぞ
そう思った矢先、薔薇の花弁が舞い始めた
ここ一体に薔薇畑なんてないのに、なんで
まただ、無限が効かない、おかしい
…あ、わかった、これは多分、脳がダメだって言ってるんだ
ここで無限使ったら、多分死ぬ、って
あ、まずぃ、ほんとに、
そう思った途端、楽になった
そう言って、にこやかに微笑んだ
そうやって受け答えする楼さんを見て
次元が違う、って思っちゃったや
楼視点
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こちらの小説をお読み頂きありがとうございます
こちらの不備で4話と5話が入れ替わってしまいました
大変読みにくいと思いますがご了承頂きますようお願いします
今後とも、何卒お願い致します
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。