第8話

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2023/07/27 07:44
いきなり、足に何かが絡まったかと思うとエメラルド色の触手が足に絡まっていた。

もしかして……これは





あなた
花京院くんの…スタンド?
花京院典明
ふふ、覚えててくれたんですね、あぁ……嬉しいな……
花京院くんがそういうとハイエロファントの綺麗な触手が足への巻付きが強くなる。

痛い。と言おうと思った瞬間、紫色の大きい幽霊のようなものが【オラッ!】と変な掛け声を出して

その触手を殴った。瞬時に花京院くんが顔を歪めた。
あなた
そ、それって…!!花京院くんと同じッ!!…
空条承太郎
あぁ、俺のスタンド…スタープラチナ…いや、スタープラチナザ・ワールド…とでも言おうか。
花京院典明
花京院くんがジョジョを睨むと同時に凄い勢いで触手が私の方に向かってくる。

痛みが来る。そう思って目を塞いだと同時になにかに引き寄せられた感じがした。

だが、いつまで経っても痛みが来なかった。目を見開くと私の右の肩には無いはずの

ジョジョの手があった。
花京院典明
何のつもりですか…承太郎。
空条承太郎
…さぁな、俺にもよくわからん。
そう言うとジョジョは口角を上げて帽子の鍔を下げる。
空条承太郎
てめーがどうしてあなたの下の名前にそんな執念的になるかもわかんねえな?
あなた
花京院典明
…君は結構僕のことを理解してくれてる…そう思ってたんだけどなあ…
花京院典明
…そんなことより、早くあなたの下の名前を離してください。
ジョジョはまた花京院くんが攻撃を仕掛けてくると思って私を背中に隠してくれる。

私はその戦いを見てるだけだった。当たったらさぞ痛い。そう思うだけだった。
花京院典明
エメラルドスプラッシュッ!
空条承太郎
…ふん、喰らうとでも思ってるのか
エメラルドの欠片がチラホラと散らばって綺麗だった。

ジョジョはそれを軽々と避けようとしたのだが

そのエメラルドの欠片が方向を変えてジョジョに突き刺さる。
空条承太郎
なっ…!!…てめーッ!
花京院典明
僕は成長したんですよ。あなたの下の名前のお陰で…ね?
そう言ってはハイエロファント自体が私の腕を掴んで即座花京院くんの背中に隠される。
花京院典明
…あなたの下の名前さんは僕の事嫌いなのかい?
そう微笑んで聞く花京院くん。


ジョジョはそれを見て舌打ちをして睨む。

空条承太郎
肉の芽に寄生された時のてめーみてえだな。
空条承太郎
……よく、周りが見えてねえんだな。
花京院典明
君が時を止められるからって、僕は彼女のことになると本気だ。
ほう?とジョジョが言ったと同時に屋上から飛び降りた。

あなた
ジョジョ!!
花京院典明
…!!!!
花京院くんもそれにはびっくりしたのかジョジョが落ちていった場所に身を乗り出しかけて下を見ようとした。
その時にジョジョが勢いよく乗りあがって花京院くんに飛び蹴りをする。

鈍い音がして、吃驚するとジョジョのスタンド。スタプラさん(ザ・ワールド)がまたしてもジョジョの背中に隠してくれる。
…これ、結構やばい状況?

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