いきなり、足に何かが絡まったかと思うとエメラルド色の触手が足に絡まっていた。
もしかして……これは
花京院くんがそういうとハイエロファントの綺麗な触手が足への巻付きが強くなる。
痛い。と言おうと思った瞬間、紫色の大きい幽霊のようなものが【オラッ!】と変な掛け声を出して
その触手を殴った。瞬時に花京院くんが顔を歪めた。
花京院くんがジョジョを睨むと同時に凄い勢いで触手が私の方に向かってくる。
痛みが来る。そう思って目を塞いだと同時になにかに引き寄せられた感じがした。
だが、いつまで経っても痛みが来なかった。目を見開くと私の右の肩には無いはずの
ジョジョの手があった。
そう言うとジョジョは口角を上げて帽子の鍔を下げる。
ジョジョはまた花京院くんが攻撃を仕掛けてくると思って私を背中に隠してくれる。
私はその戦いを見てるだけだった。当たったらさぞ痛い。そう思うだけだった。
エメラルドの欠片がチラホラと散らばって綺麗だった。
ジョジョはそれを軽々と避けようとしたのだが
そのエメラルドの欠片が方向を変えてジョジョに突き刺さる。
そう言ってはハイエロファント自体が私の腕を掴んで即座花京院くんの背中に隠される。
そう微笑んで聞く花京院くん。
ジョジョはそれを見て舌打ちをして睨む。
ほう?とジョジョが言ったと同時に屋上から飛び降りた。
花京院くんもそれにはびっくりしたのかジョジョが落ちていった場所に身を乗り出しかけて下を見ようとした。
その時にジョジョが勢いよく乗りあがって花京院くんに飛び蹴りをする。
鈍い音がして、吃驚するとジョジョのスタンド。スタプラさん(ザ・ワールド)がまたしてもジョジョの背中に隠してくれる。
…これ、結構やばい状況?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。