毎朝教室で繰り広げられるこのやり取り。
正直私はもう飽きたのだが、クラスの連中は嘲笑っている。
私はそんな奴らに心の中で中指を立てながら、廊下に向かった。
と、そのとき。
―ガラララ―
開こうとしていた扉が勝手に動き、私は思わず後ずさった。
先生が言い放った言葉に、クラスの連中は混乱しつつも、私の前にあるドアに集中した。
完全に作られた声で、疑問そうに聞くいじめっ子A。
先生がそう口にした途端、クラス中が一斉にざわついた。
なんて盛り上がっている女子達に対して、私は心がどんよりと沈んでいた。
なんとなく、嫌な予感がしたのだ。
朝の人、お願いだからうちのクラスにこないでくれ!
それでも、私の願いも虚しく、ドアはいっぱいに開かれた。
後ろで聞こえた落ち着きのある声と、対照的にうるさい声。
振り向くと、6人の"転校生"がいた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。