第8話

第七話
91
2023/04/04 08:29 更新
あなた
遅れましたすみません
先生
おいあなた
あなた
はい先生
先生
お前遅刻何回目だ?
あなた
12回目です
先生
数えていたのか、それは偉かったな
あなた
光栄です
先生
廊下に立ってろ
あなた
いやなんで?
毎朝教室で繰り広げられるこのやり取り。

正直私はもう飽きたのだが、クラスの連中は嘲笑っている。

私はそんな奴らに心の中で中指を立てながら、廊下に向かった。

と、そのとき。

―ガラララ―
あなた
うおっ!?
開こうとしていた扉が勝手に動き、私は思わず後ずさった。
先生
おっ、丁度来たな
先生が言い放った言葉に、クラスの連中は混乱しつつも、私の前にあるドアに集中した。
いじめっ子A
せ~んせ~いっ!
いじめっ子A
誰が来たんですか~?
完全に作られた声で、疑問そうに聞くいじめっ子A。
先生
、、みんなに、転校生を紹介する
先生がそう口にした途端、クラス中が一斉にざわついた。
モブA
え、ガチ?ヤバいヤバい
モブB
男子かな?
イケメンだったらテンション上がるんですけどw
モブC
それならウチピンチじゃんw
今日すっぴんだわ
なんて盛り上がっている女子達に対して、私は心がどんよりと沈んでいた。

なんとなく、嫌な予感がしたのだ。
朝の人、お願いだからうちのクラスにこないでくれ!
それでも、私の願いも虚しく、ドアはいっぱいに開かれた。
先生
いいぞ、入ってこい
???
はい
???
みんな、良いんだってよ?
???
え、もういいのっ?
後ろで聞こえた落ち着きのある声と、対照的にうるさい声。
振り向くと、6人の"転校生"がいた。

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