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第15話

09 きっとそれは魔法みたいな
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2025/12/10 07:44 更新
アイビー
ということで、グレンダ達を探しに行こう!!
トウワ・リージェッタ
おー!!
天羅
えっこれあたし達も?
4630
わからん
トウワ・リージェッタ
2人も一緒に行くよ!!
4630
あっ確定事項ですか
トウワ・リージェッタ
2人のこと隠してあげるから!お願い!
天羅
えっまじ?
トウワ・リージェッタ
アイビーが
天羅
トウワじゃないんかい
アイビー
任せてー
天羅&しろ
良いんだ……
とかなんとか言っているうちに、どうやらアイビーは準備を始めたようだ。
アイビー
さてトウワ。ちょっと魔力ちょうだい
トウワ・リージェッタ
私の?
アイビー
うん。できる限りみんなの魔力を使って辿りたいから
天羅
はい質問ですアイビー先生!
天羅がビシッと手を挙げる。
アイビー
なんだい天羅くん
アイビーもノリノリで先生のように答える。

てかこれ先生モードのアツトのモノマネじゃない……?
楽しそうで何よりだな。
天羅
どんな魔法を使うんですか!?
4630
あ、僕も気になる
2人の目がきらきらしだす。あれもしかしてこういうの好きなのかな?

でも、アイビーは―――
アイビー
私が使うのはね、魔法じゃないんだ
天羅&しろ
そうなの!?
アイビー
うん!私が使うのはね―――魔法みたいなもの・・・・・・
4630
……魔法に、似て非なるもの?
アイビー
ザッツライト
天羅
突然の英語!?まぁそっか、種族が違うもんね
アイビー
うん。「魔法」って一括りに呼ばれている力は、概ね魔女が使っているものなんだ
トウワ・リージェッタ
魔法使いとかも使うやつだね
アイビー
で、色んな種族達が使う人間にはない力――「超能力」としようか。それは天羅とかしろが使ってるやつだね
4630
ほうほう
アイビー
で、私が使ってるのはそれの大元――言うならば、それらの母
天羅
母……
アイビー
すべての超能力のもとであり、それらの上位存在であるもの――それが、私の使う「騾セ讒ォ魘ィ」だ
4630
……今、なんて?
アイビー
騾セ讒ォ魘ィ
天羅
聞き取れない……?
トウワ・リージェッタ
あー、ほらアイビーはかみさまだから……
アイビー
そうそう、そういうこともある!
ていうか「上位存在」ってとこだけに関してはグレンダの受け売りなのでは……?

アイビー、昔組織に入ってしばらくは上位存在って自覚無かったみたいだし。

まぁいっか。なんか昔のこと思い出せてこれはこれでいいな。
アイビー
じゃあ始めよっか!
トウワ・リージェッタ
はい!
それだけ言葉を交わすと、アイビーは部屋の真ん中に立つ。

私の魔力を受け取ると、ふっとこちらへ微笑んだ。


そして。




――目を、瞑る。


それだけで、なんだか部屋の空気が変わったように感じる。




その姿は、正しく―――
天羅
神、だ
アイビー
……間違いなく、上位存在……!
鮮やかな光を纏ったアイビーが、スッと小さな口を開き、呪文を唱え始める。
アイビー
證√↓逵?繧翫@謌代′豈阪h
4630
……っ!?
アイビー
譖吶↓逶ョ隕壹a縺玲?縺檎宛繧
私も初めて聞く呪文だ。
そのことに、アイビーの本気度を感じる。
アイビー
譏取律縺ョ蟇偵&縺ォ隨代>
その姿には、なんだか「何者でもないもの」にしかない美しさを感じた。
アイビー
螟墓坩繧後?譌・蜷代↓蠕ョ隨代∩邨ヲ縺ク
天羅
何も聞き取れない……!?
アイビー
鮟??縺ョ譏取律縺ォ螟「繧定ヲ九@
天羅としろは呆然としている。気持ちは分かる。けれど、私の知ってるアイビーのままで、なんだか安心してしまった。

「かみさま」のクセに、仲間のことを超大事にしてるとことか。
アイビー
蠕灘?蠑滄#縺ョ螟懊r遨ソ縺ヲ
そう唱えると、アイビーを纏っていた光がより一層強くなる。
アイビー
螟懊b縺吶′繧画Φ縺?@蠖シ縺ョ閠??轤コ
莉翫◎縺ョ蜉帛?溘j縺溘i繧
そこまで唱え終えると、アイビーを纏う光が糸のような形へと変化し始めた。
アイビー
蟒サ繧玖シェ蟒サ縺ョ縺昴?蜈医∈
アイビーが唱えると、それは明確な色を持ち始める。
アイビー
郢九′繧狗ク√r縺薙%縺ォ遉コ縺輔s
そしてそれは、それぞれ色を持った11本の糸となった。
アイビー
"邵∫オ舌?"
アイビーがそう言うと、そのうちの一本が私に向かって伸びてきた。

淡く紫色に光っている。
トウワ・リージェッタ
きれい……
他の糸はというと、四方八方にどんどん伸びてゆき、部屋を飛び出してどこかへと向かっていった。

だんだんと光が収まってゆく。
アイビー
……Έχει τελειώσει……Es ist fertig
かなり力を使ったようだ。アイビーは肩で息をしていた。
トウワ・リージェッタ
アイビー、お疲れ様
アイビー
………?あぁ、ありがとう
トウワ・リージェッタ
今一瞬日本語飛んでたね
アイビー
忘れかけてた……
私の左手の薬指に巻きついた紫色の糸は、ふわふわと淡く光り輝いている。
部屋の外へと伸びる色とりどりの糸も、同じように淡く光っていた。
天羅
すごっ……
4630
……これ、僕たち以外の人にも見えるの?
アイビー
ううん、見えないよ
4630
そうなんだ……
アイビー
……この糸達は、探したい人のところに繋がっている。場所も、惑星も、時には時空だって超えて
天羅
時代も時空も!?えぇっすごっ!
そう聞いて、ちょっと不安になる。……つまり、それって。

もしかしたら、同じ時代にいない可能性もあるわけで。
アイビー
大丈夫だよ、トウワ。みんなこの時代、同じ地球にいる。すぐにでも探しに行けるよ!
トウワ・リージェッタ
……ほんと?
アイビー
ほんとほんと。私を誰だと思ってるの!
トウワ・リージェッタ
……私たちの、かみさま
アイビー
せーかい!
太陽のようににぱっと笑う姿を見て、なんだか力が抜けてしまった。
………安心した。よかった。
アイビー
じゃあ行こう!この糸を辿って、みんなの元へ!
全員
おー!

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