「あ、起きた!!」
目を開けて1番に飛び込んできたのはショートカットの女の子。
『うわっ、!!』
びっくりして身体を仰け反ると、その女の子はニコッと笑って、
「あー良かった!! すっごい虎杖が心配してたから行ってあげたら??」
と言う。
『虎、虎杖くん、、!!』
聞き間違えじゃなかった、夢じゃなかったの…??
その女の子の部屋と思わしき場所をぐるっと目で見る。
「ほれほれ、虎杖待ってると思うよ?? だって、貴方もそうでしょ??笑」
女の子は私に にかぁーっと笑って背中を押した。
「多分目隠しした身長の高い教師といるから探してみなねー??」
女の子は私が見えなくなる直前まで手を振ってくれた。
いい子、なんだよね…??
「おおっ!! 君が悠仁の言ってた子かぁ!!」
どこか分からない場所をただひたすらくるくると走り回っていると、
目隠しをした身長の高い男性に話しかけられた。
『あ、…』
多分、さっきの…
「あ、悠仁ならさっき行っちゃったなぁ… 今行けば多分間に合うから行ってきなー??」
その先生、と思わしき人物は虎杖くんが行ったと思われる方を指さし、にかりと笑った。
「へ、あなた、???」
探し続けて約十数分。
やっと、探し求めていた声が後ろから聞こえてきて、肩の力を抜いた。
『虎杖くんッ、!!』
「ほんとに痩せたなぁ、あなた、…」
2人で椅子に腰かけ、おにぎりを頬張りながら話す。
『頑張ったってことよ!!』
私はいつもの調子に戻り、ふんっと、鼻息を荒らげた。
「最初みた時はちょっとびっくりしたよー!!」
へへへ、と笑いながら頭を搔く虎杖くんは中学時代の頃となんにも変わってなかった。
やっぱり、私の好きな__
『虎杖く___』
「ほんと、綺麗になりすぎて、分かんなかった…けどやっぱあなたは変わんねぇな!!」
「俺が好きなまんまのあなただ!!」
虎杖悠仁__再会












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!