第61話

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2025/09/14 14:14 更新







 ___ 하오 side






 あれから放課後になって ,

 勉強して帰ろうと図書館に向かっていると

 曲がり角であなたと出会した .



나
先輩図書館行くんですか?  

하오
하오
  うん  ,  あなたも?

나
はい  ,  借りた本返そうと思ってて  




 こんなほんの少しの会話でも

 何だか心が温かくなる .

 僕を 先輩 って呼んでくれることも

 いつも笑顔で話してくれることも .

 … それだけで十分幸せなはずなのに ,



나
…  あ  ,    




 あなたが不意に小さくそう言った .

 視線の先 , 少し離れたところで

 ハンビナが後輩に囲まれている .

 その光景を , あなたはほんの一瞬見つめて

 また僕の方へと笑顔を戻す .

 僕を見てくれているけど , 心はあっちにあるんじゃないか

 そう思ってしまった .



나
先輩  ,  どうかしました  … ?  

하오
하오
  ううん  ,  何でもないよ

나
そうですか  … ?  
나
ハオ先輩  ,  今日
ちょっと様子が変なので …




 心配そうにのぞき込んでくるあなた .

 普段との違いにすぐ気付いてくれることに

 少しばかり嬉しく思いながらも胸が痛む .

 あなたは本当に優しい .

 僕が少しでも暗い顔をすれば

 こうやって気づいて , 心配してくれる .

 でも ,



하오
하오
  本当に大丈夫だから  ,  ㅎ




 そう答えるしかできなかった .

 それ以上は言えない .

 本当はハンビナの方が気になって仕方がないんでしょ?

 なんて , 本音を投げる勇気はなかった .

 あなたは僕の答えに よかった と安心したように笑った .

 その笑顔を見られるだけで十分だと

 僕は自分に言い聞かせた .



 …… もう気付いてる .

 もしかしたらあなた自身は

 まだ気付いてないのかもしれないけれど

 あなたの瞳の奥に僕じゃない誰かがいること .

 でも , 僕にはそれを責めることも

 確かめることもできなかった .













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