第2話

-2- 本編入 [久しぶり〜]
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2025/09/19 11:45 更新
ー春休みが明け、私達は進学。…まあ、中高一貫だから、誰と別れるって訳でもない。
私ーあなたは、今日から高校1年生。

桜はまだ咲く気配を見せない、でも楽しげに春の風にゆらゆらとその身を揺らしている。ー

〈そんな風景を横目に、登校する足に少し期待を込めて、地面を蹴っていく。〉
あなた
んー…春の風は穏やかで良いなぁ〜。私もこれくらい静かに…あ、でも桜だから目立っちゃうな…
…心で思ってたはずだけど、どうやら声に出てたみたい。すると間もなく、私の後ろを歩いていただろう少年達が
私に飛びついてきた。…ん?少年、“達”…?ふたりいる…??
ゴン
おっはよ〜あなた!!あなたは、桜になりたかったの?!
キルア
ん…おはよ、あなた。進学してもまだそんな事言ってたのかよ…
…うん、抱きつきながら言われても。元気で何よりだけどね…?
あなた
ほら、2人とも離れて。後ろに抱きつかれたままだと歩けないから…!
…可愛いけど。可愛いんだけどさ…あぁほら、周りの人が見てるよ…嬉しいけど、それは今度やろうね〜(照)
ゴン
しょーがないなぁ…でも今度遊ぼ!あ、そういえば!久しぶり、あなた!!
キルア
確かにそうだな、普通に飛びついたから言ってねぇや。…あなた、久しぶり。
うん、やっぱり2人は純粋で可愛い。ゴンは嬉しそうに笑ってるし、キルアはちょっと照れてそっぽ向いてるし。
2人には世間の闇を知って欲しくないな〜なんてね〜。私もあんま知らないけど(苦笑)。
あなた
うん、2人とも、久しぶり!春休みはどうだっt
…あなたはまたしても、誰かに飛びつかれる(文字通り)…
カルト
ちょっと、兄さんに、あなたさん!ボクを置いてかないでよ!
あなた
ぅわぁぉ!?
〈呆れて笑いながら、少し拗ねるカルトの頭を撫でる〉

カルトは今日から中等部1年生。ようやくこっちの学校に来れたんだもんね。
とはいえ…
あなた
全く、カルトったら…でも、私一緒に行くなんて約束してなくない?
カルト
約束はしてないけど…でも、ボクは、…あなたさんと、一緒に行きたかったんだもん…
〈カルト、抱きついたまま少し照れる〉

…いや可愛いな、この子。ゴンとキルアとはまた違う可愛さが…
ゴン
ねえねえカルト、そんなに寂しいならオレたちと一緒に行こうよ!
キルア
…カルト、あなたから離れろ。…近い。あなた困ってるだろ?
ゴンは優しいなぁ〜!すごくいい所だよね!

…ちなみに、まだゴンもキルアも腕を離してないから、実質3人に抱きつかれてるんだけど。

キルアくーん?あなたの台詞はどこへ…
あなた
もうっ、私歩けないから…ほら、隣で歩けば良いでしょ?ね!
〈何とかかんとか3人を離し、隣で歩き始める〉
ゴン
え〜もっとぎゅーってしてたかったのに〜…でもでも、後でもやるからね!
キルア
しょうがねぇな…まあ、ゴンの言う通り、また後でも会えるからいっか。
カルト
ボクは殆ど何もしてないのに…あなたさんも、兄さんも、意地悪…
〈残念そうにしつつも、笑顔で答えるゴン〉

〈離れてはくれるものの、ちゃっかり“後で”を約束してくるキルア〉

〈不満そうな顔で、渋々離れるカルト〉


…いやだから、可愛いんだよね?カルトなんか、嫉妬でもしてるのかなぁ、顔が少し赤いし、目は見てくれないし…
あなた
ふふっ…ほんと、3人は可愛いねぇ
私はまた、心の声を口に出していたみたいです。

3人の顔が赤くなっていました…(男の子に可愛いは禁句だったか…?)
ゴン
(にっこりして)え、えぇ、嬉しいよ、あなた!でも、オレはあなたの方が可愛いと思うなぁ〜!
キルア
、っ…そ、そういうことは男に言うもんじゃ…(爆照)
カルト
、あなたさん…、そ、それはどういう…っ、嫌じゃないけど…(ボソリ)
照れてるなあ、これは…

ゴンは嬉しそうにニッコニコしてるけど、キルアとカルトは顔真っ赤だし…

純粋ピュアとは、こういうことを言うんでしょうねきっと…
あなた
ふふ、ごめんね、思ってたことが口に出ちゃった…!(少し照れたように笑う)でも、私は別に嘘は、


…その時、私の肩に手が置かれた
あなた
ん?だぁれ…あ!
私の肩に手を置いたのは…そう、私のひとつ上の先輩、イルミ!と、後ろに居るのはその友達の、ヒソカ。
イルミ
おはよ、あなた。あれ、春休み1ヶ月はあったのに、まだこんな小さいの?
ヒソカ
おはよ〜あなた♡。…う〜んいいね、やっぱりあなたは制服が似合うよ…♤(意味深な笑み)
…いやなんか、会って数秒で煽られたんだが?
何なら、後者は…発言内容がギリギリなんだよなぁ。普通に褒めてくれればいいのに…
あなた
んもぅ!会って早々に煽らないで!私だって少しは伸びてるし…!!(少し拗ねたように頬を膨らませる)
あなた
それに!ヒソカは何か発言内容が危ないから!まだ高校生だし!中学生も居るんだからね?!
ちょっと怒ったつもり…だったけど、なんかそうは捉えてくれなかったみたい。

…わざと膨らませたほっぺ、イルミに両手で挟まれました…
イルミ
伸びてないくせに…でも可愛いよ、あなた
ヒソカ
ボクもそのままのあなたが1番可愛いと思うなぁ〜♢(ニヤニヤ)
あなた
んぅ…いりゅみの、いびわりゅ(訳:イルミの、意地悪)
何か若干笑われて、その後離してくれました。地味に話しにくかった…


ところでね、さっきから色々と視線を感じるわけですよ。

まず視線1、2、3。
ゴン、キルア、カルト。

…すんごい不満そう…

ゴンは我慢してるみたいな苦い顔だし…
キルアは怒りか何かにわなわな震えてるし…
カルトは顔真っ赤にしてるし…

こりゃあとで何かしてあげないと、拗ねちゃうなあ。


で、視線4、〜(数えるのすら面倒なくらい…)
マチ
…ねぇシズク。私の念糸であいつらやって絞めていいかな
シズク
うん、少しくらいなら良いんじゃないかな…どうせ死なないし
フェイタン
…ならワタシもやるね
シャルナーク
ならオレもやるー!ヒソカもイルミも近いよね〜…
クロロ
…特にイルミだな。あいつは重罪だろう…あなたの頬に触れるなんてな…
パクノダ
朝から物騒ね…でもまあ、多少なら私も賛成よ
…いや物騒なのはどちら様なのやら…。視線、というかもう会話聞こえるけど。

あんな陰に居られても困るし、出てきてもらうか…
あなた
ねぇねぇ、そこに居る…みんな?出てきたらー?隠れられてないよー!
ぞろぞろと出てきましたね、1本の電柱の陰から…

…狭くなかったのかな
あなた
もう、一緒に行きたいならそう言えば良いのに!
おやおや全員が顔を見合わせてる??
私なんかまずいこといったかな…あ、私と行きたかった訳じゃない、とか…
 
あなた
ど、どうかしたの…?
不安に思いながら、みんなの背中を見る。

…嫌われてないといいなぁ。嫌われると、それこそ平和で静かな生活とはおさらばだから…










次話に続く。

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