合宿最終日…
取り敢えず、高校ごとへの挨拶回りは完了。
次いでに、文化祭宣伝も←
カシャカシャとスポドリを作る。
この学校で作るのも最後か…。
なんだか、長かった気がするな………
「手伝うことある?」
後ろからひょこっと顔を出し、そう言った。
『京治くん…』
赤葦「さっき全然話せなかったから…」
若干拗ねて……?
え、可愛い……←
『京治くんも甘えたなんだね…』
赤葦「あなただけだから」
『え、私専用とか!!』
嬉しいけど良いの?イケメンの独り占めとか…!
赤葦「(絶対伝わってない)」
『ふーっ……折角だし、少し話そう?』
赤葦「うん」
スポドリを作り終え、椅子に座る。
『合宿……終わっちゃうねー…』
赤葦「ね」
『京治くんともまた会えなくなっちゃうね』
赤葦「……会いに行くよ」
『文化祭?』
赤葦「なんだ、知ってたんだ」
『さっき聞いたよ〜』
赤葦「驚かせようと思ったのに」
そう言ってから、京治くんは私の頭に
ポスリと手を置き、撫でる。
『ふふっ……私も会いに行くね〜』
赤葦「うん」
「何恋人みたいな会話してんの」
微笑み合ってるところで……
いや、最近タイミング良いよね、国見って。
国見「残念ながらあなたは青城のなんでー」
『おおぅ……絶妙な棒読み加減』←
赤葦「…俺も幼なじみだからさ?」
『ん?あれ?無視?』
国見「でも、一緒にいる時間は俺の方が長いんで〜」
『おーい』
赤葦「時間とか関係ないと思うよ。
あと、近すぎても……ね?」
『あの………』
国見「でも、近いからこそ分かってるんで」
『えっと……』
赤葦「俺の方が知ってるかもよ?」
なんなんだ、何故私を無視する←
『あの……戻って良いですか』
「「ダメ」」
いや、なんで←
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更新、やっと再開できます!!
長らくお待たせ致しました!
優しいコメント、
応援コメント、沢山ありがとうございます。
再開は出来ますが、
以前よりも更新スピードは遅くなりますので、
ご了承ください。
これからも、応援宜しくお願いします!!
2020.10.3
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。