第171話

「合宿最終日⑤」
13,250
2020/10/03 10:06



合宿最終日…

取り敢えず、高校ごとへの挨拶回りは完了。

次いでに、文化祭宣伝も←









カシャカシャとスポドリを作る。

この学校で作るのも最後か…。





なんだか、長かった気がするな………












「手伝うことある?」

後ろからひょこっと顔を出し、そう言った。

『京治くん…』

赤葦「さっき全然話せなかったから…」

若干拗ねて……?

え、可愛い……←

『京治くんも甘えたなんだね…』

赤葦「あなただけだから」

『え、私専用とか!!』

嬉しいけど良いの?イケメンの独り占めとか…!

赤葦「(絶対伝わってない)」











『ふーっ……折角だし、少し話そう?』

赤葦「うん」

スポドリを作り終え、椅子に座る。








『合宿……終わっちゃうねー…』

赤葦「ね」

『京治くんともまた会えなくなっちゃうね』

赤葦「……会いに行くよ」

『文化祭?』

赤葦「なんだ、知ってたんだ」

『さっき聞いたよ〜』

赤葦「驚かせようと思ったのに」

そう言ってから、京治くんは私の頭に

ポスリと手を置き、撫でる。






『ふふっ……私も会いに行くね〜』

赤葦「うん」

「何恋人みたいな会話してんの」

微笑み合ってるところで……

いや、最近タイミング良いよね、国見って。

国見「残念ながらあなたは青城うちのなんでー」

『おおぅ……絶妙な棒読み加減』←

赤葦「…俺も幼なじみだからさ?」

『ん?あれ?無視?』

国見「でも、一緒にいる時間は俺の方が長いんで〜」

『おーい』

赤葦「時間とか関係ないと思うよ。
あと、近すぎても……ね?」

『あの………』

国見「でも、近いからこそ分かってるんで」

『えっと……』

赤葦「俺の方が知ってるかもよ?」

なんなんだ、何故私を無視する←













『あの……戻って良いですか』

「「ダメ」」

いや、なんで←



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2020.10.3

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