しばらくして久我くんは仕事があるからと言って出て行った
他の人達もそうだと助かるけど
前の私がなんとかなってるぽいから大丈夫かな…
記憶がない今は何か1つでも思い出せるように頑張ろう、この組の人達のためにも
私の首を締めてきた人……
久我くんが言ってた、本人から聞いた方が良さそう…ね
だってまた殺されそうやし
でも…あの時不思議と安心したんだよね
あー…生きてるって
それが自分に対してなのか、はたまた自分以外の人に向けての安心なのかは分からない
それにしても暇なのよ
マジで何も無い
ドアには鍵がかかっていたが中からも開けれる
ガチャ
部屋が少し暗かったせいで外の電気が眩しい
しばらくテクテク歩いていた
ドン
誰かとぶつかってしまった
ちょっと怖そうな人…
海瀬さんは私の頭をポンポンしてニカッと笑った
一気に暇が解消された
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。