放課後
職員室
カリカリと 資料と見える
ギィの仕事…いやそれよりも調査?
最近押し付けられることは少なくなったから大丈夫だろう
ピリリリッ
ガタンッ
唐突な大きい気配
しかし これほどの気配は…
カルエゴ先生が心配そうに声を掛ける
だってそれもそうだろう
アシュメリアの盟友は 勘が鋭いと言われ続けているのだから
タッタッタッタッ
走る音が聞こえる
そして
バァンッと 職員室のドアが強く開く
中庭
ジャズと付き合ってから一週間ほどが経った今日この頃
ふと 先生について思うことがある
今年の師団披露から見始めた 不思議なこと
何処かの戦場で走っている記憶
仲間のようなヒト達と談笑している記憶
【師範】の墓参りの記憶
そして何かを封印している記憶
…とまぁ色々と 誰かの日常を見させてもらった
でも昨日は 少し違った
暗い暗い 闇の中
ぽつんと向かい側に 誰かがいる
そこには 私よりも小さい 真っ黒な男の人
…誰?
ネフィリム?
何を言ってるの?
私は 闇の魔女
ネフィリムという二つ名じゃ___
そこで 夢の内容は途切れた
それにあの男…何処か見覚えが
偶に聞こえないところが聞こえていたけど…
なんて言ってたんだ?
ウーン…
ズキッ
一体何なんだ?
ズキズキッ ズキンッ!!
何だこのッ 頭痛は…!?
頭が 割れそうだ…
ドサッ(倒
不味い
意識が…ッ
最後に見えた景色
こちらを見て叫ぶ 二人の姿
そうしているうちに
ドプンッ
意識は 闇の中
場面を戻して職員室
バァンッ
やっぱりか…
スタスタスタッ
ガッ
クルリと周り 何処かに電話を掛け 指示も出す
ガラガラガラ
パタンッ
中庭
これは…
しかもこの気配…
ヌギッ(上着
バサッ
ブォンッ
グイッ
…離れたな
では
ズズズズッ
放課後で良かったな…
ポワッ
数分後…
タッタッタッタッタッタッタッタッ
そう言って 中庭の方を指差す
視線を中庭に移す
彼女が 皆の方を向く
スッ…と立ち上がる
皆が固まり 動揺する理由
彼女の服装
今の彼女は 闇に覆われている 露出の多い格好をしている













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。