緑side
らんらんはみんなに良い指示ができるのに
俺は自分の事も決定できない
雅家は
殺し屋としては甘い方、だと教えられてきた
一条家に出会って、それは正しいとも理解できた
殺し屋を育成している割には遊びに行けたし
自由度も高かった
過去には何も
不満は無い
殺し屋をしてきて良かったと思うし
雅家として生まれてきて良かったとも思う
いるまちゃんの前では見栄を張ってても
本当は俺は弱かった
弱くても
それでも
もう、なんでも良かった
いるまちゃんと一緒に
居られるのなら
その代わり
何か大きなリスクが襲ってくるかもしれない
それでも、使いたいと強く誓った時
その力を使えばいい
リスクがあったとしても覚醒能力を使いたい
何が怖いことなら耐えられる
今は何より
いるまちゃんを助ける事が最優先
奪略だけだと上手く吸い込めなかった
だけど
秘密を言えば、いるまちゃんを助けられるんだよね、?
いるまちゃんは細かく震えていた
みんな
俺の方を向いている
空気が張りつめる
次の一言を言うという行動自体を口は拒むが
それに負けず、心から声を出した











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!