第137話

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2026/08/15 10:00 更新
緑side

突きつけられた銃口を

ゆっくりと持ち上げ、手で包み込む
いるまちゃんには、ずっと我慢させたな

ずっと、辛かったよね

それでも、重荷を持っててくれてありがとう

これからはそれを

俺にも持たせてよ
勝ち負けとか、もうどうでもいいし
いるまちゃんが、みんなの事家族って認めなくてもいい
ずっと、そのままの性格でも、そのままの生き方でもいい
だけどね、いるまちゃん
伝えたいのは

本当はそれだけ
…一緒に帰ろう
すると

いるまちゃんの瞳から

大きな粒が零れ出した
…何で自我を取り戻してるの?
君はその人を殺さないと
駄目!
仲間だよ、家族だよ
挑発され

焦って言葉をかける

いるまちゃんの心の中にあるなにかが

多分、左右しているのだと思う
う゛ぁ、、
敵がフラフラと歩いてきて

いるまちゃんの頭を握る
やめて!触らないで!
必死に抵抗しても、当たり前だが聞き入れてくれない
お前はすちを殺す為に生まれてきたんだ
殺さないと
その言葉に感化されたのか

いるまちゃんは俺の事を掴んで立ち上げた

取っ組み合いになる

攻撃はしたらいけない

けど

しなかったら殺される

次の作戦を考えていた時
…!
いるまちゃんの持つ銃から

大きな音が出た

全てがスローモーションのように感じた




完全に胸を狙ってきた 

流石に銃の威力には耐えられなくて

窓ガラスの方まで体が飛び

衝撃でガラスが割れた

ガラスの破片と共に

俺の体は、ゆっくりと降下していった

ここは四階だし

落ちたら必ず死ぬ

三階、二階、と

死のカウントダウンが行われていく

途中

仲間の焦った顔が見えた

まぁそれでもいいや
それでもいつか、いるまちゃんが生きてくれるのなら
生きてくれるのなら

もう、それだけでいいよ

弾がかすって

ガラスが突き刺さって

痛い、けど

心地良かった

段々地面が近付く

俺は目を瞑った
すち!
大丈夫?
生き、、てる
目を開くと

らんらんにお姫様だっこされていた
…っ、、
焦ったぁ、、
【らん、ナイスキャッチ!】
【すっちー、まにきを助けられるのはすっちーしかおらんよ】
【俺らがスイートルームまでの道を確保するから、助けに行って】
…!
うん
怪我は大丈夫?
めっちゃ血出てるけど
大丈夫、帰ったら消毒する
自分で見ても痛々しい見た目だった

それでも、またいるまちゃんに会いたかった

体感ではもう五分は経っている

急がないと
らんらん、残り時間は五分程度だと思う
…うん
俺も協力する
必ず助けるよ

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