第31話

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2025/06/04 12:47 更新





🐰「え、うわ?ごめん……は、鼻血!?」




なんてことだろうか。

鼻血でちゃうかも、じゃなくてリアルに出てた!


一緒にお風呂に入るどころか、一緒にお風呂入る妄想をしただけで………




👼🏻‎「しゅあ、ティッシュどこ」


🐰「んぅ、ベッドの枕の横……」


👼🏻‎「取ってくるから、下向いて自分で抑えてて」


🐰「は、はい………」




箱ごと持ってきて、雑に抜き取った3.4枚のティッシュをまとめて顔に押し付けられる。


それから無言で部屋を出ていって、約1分後に戻ってきたはには、ビニール袋に入った氷と、ハンドタオルを持っていた。




👼🏻‎「とりあえずベッド」




指差しで行けと指示されるから、大人しく言うことを聞いた。

隣にはにが座ると、ズンっとベッドが沈む。




👼🏻‎「風呂って聞いて、ヘンなこと想像したの?」


🐰「う……ちが、」


👼🏻‎「しゅあほんとに変態」




こっちが否定の言葉を発する前に、ハンドタオルにくるまれた氷がおでこにくっつけられる。




🐰「んッ……、冷たい」




すっごく冷たいけど、隣にはにがいるから効果はプラマイゼロな気がする。


止まりそうにない。


僕が鼻血を出して、それを手際よく処置してくれるはに。


どこまでもできる男すぎて、逆に寂しくなる。

いっつも僕ばっかり動揺して、この人はいつだって冷静極まりないんだから。


その余裕どっから来てるの。




🐰「………鼻血、この前食べたウイスキーバンバンのせいだよはに。チョコレート食べると鼻血出やすくなるって小学校の先生が言ってたもん」


👼🏻‎「はいはい、喋んない。大人しくして」




テキトウにあしらいながら、新しいティッシュを手渡してくる。




👼🏻‎「どんだけ出んの」




くく、と喉で笑われた。




🐰「笑わないでよ………」


👼🏻‎「こーいうのは普通、彼氏側が出すもんじゃないんですか、しゅあちゃん」




んんんん、不意打ちのちゃん付け意味わかんない、

余計にドバドバ出ちゃう。




🐰「うるさいいい、はにあっち行ってなんかしてて……」


👼🏻‎「べつにすることない」


🐰「スマホでも触ってればいいじゃん」


👼🏻‎「あぁ、しゅあのエロ本読んでればいいか」




そう言って立ち上がるから。




🐰「ええぇぇちょっと!?」




鼻にティッシュを当てるのも忘れて、両手ではにを引き止める。




🐰「待ってぇ、見ないでっ」


👼🏻‎「なに、やっぱおれに見せられないくらい過激なわけ?」


🐰「う、うん………」


👼🏻‎「うんって………」




だって、ヒーローとヒロインは幼なじみ同士で。 ヒーローははにみたいに、ちょっと意地悪い設定で、似てるし〜〜。


僕たちに似てるって思われたら、僕の気持ちバレちゃうかもだし。



イチャイチャシーンは、けっこう、ディープだし……。




🐰「だ、だめだよ……っ?」




必死で止めても、はには本棚のほうへ歩み寄って行く。

腰に抱きついた僕を引きずって、ついにはソレに手を伸ばしてしまった。




🐰「だめだってばぁ……!!」




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