リビングに入るとキッチンでコーヒーを淹れている晴、既にテーブルについて新聞を読んでいるハヤトと、その横でチャイルドチェアを用意している刀也がいた。
新聞から顔を上げたハヤトがあなたの姿を視認すると、ふわりと微笑む。新聞を畳んで立ち上がると、ひょいとあなたを抱えあげた。
あなたをチャイルドチェアに座らせていると、湯気が立つマグカップを持って晴がリビングへ戻ってきた。
チャイルドチェアに座ったあなたにエプロンを付けていた刀也が呆れたように口を開く。
ドタドタと騒がしい足音を立ててリビングに湊が飛び込んでくる。髪は寝癖がつきまくったボサボサ髪のままで、寝巻きから着替えてすぐにリビングへ駆け下りてきたのだろう。
ドタバタと洗面所に向かう湊の背中を見送り、晴がぽつりと呟く。今日も加賀美家の賑やかな1日が幕を開けた。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!