俺は、交差点を歩きながら、そう呟く。
目線の先には、恐らく雫のライブを見ていたと思われる服装の男女。
俺を見て、コソコソと話している。
歩道を渡り終え、先程の男女が話しかけてくる前に近くのアパレルショップに入る。
数日後、俺はまたライブ会場へと足を運んでいた。
今回は前回の帰りの時の反省を活かし、最初から帽子を目深に被っている。
今日は、志歩の所属するLeo/need単独ライブに出演する。
会場を見て、俺はそう呟いた。
改めて考えると、事前に告知しとけば良かった、と思ってしまう。
俺は雫達と違って小心者だから、心臓がバクバクといっている。
手だって震えるし、息も浅くなる。
少しずつ、時間が過ぎてゆく。
時計を見る度に、心臓の鼓動がうるさくなり、冷や汗も垂れる。
時間になり、子鹿のように震える足で立ち上がる。
そして、MOREMOREJUMP! の時と同じように自己紹介をして、唖然とする人々の前で、曲の紹介をする。
離れていた心が繋がる時の希望と、その楔となる絆。
そして、そんな人々がもう一度前を向いた時に、目の前に広がる未来があって欲しい。
一歌に目線をやり、頷く。
向こうが頷いたのを確認して、踵を返す。
志歩たちのライブを見届け、俺は夜風を浴びながら呟く。
ふと、あのセカイはどうなっているのかな、と思った。
スマホを取り出し、『untitled』を開こうとして、固まる。
かつて、『untitled』があった場所には、こんな曲があった。
『ハローセカイ』と。
完結記念ということで、正真正銘のあとがきをします!
この小説、私としましては初めて書く作品でした。
あまぴーこと師匠を始めとする幼なじみからのアドバイスによって、なんとか最低限は見れる文章になっているのではないかと思います。
恐らく私一人ではここまで長くもならないと思いますし、下手したら途中で失踪していた可能性もありました。
また、お気に入り・いいね等をして下さった方、本当にありがとうございます!
とても励みになりました。
次回作は、以前リクエストを頂いていたみのりの双子の弟が主人公の夢小説の予定です。
最低でも一、二ヶ月ほどは間が空くかと思いますので、良ければ気長に待ってくださると幸いです。
それでは、改めまして、これまで長い間こんな駄作を見てくださり、本当にありがとうございました!
良ければ感想等をコメントしてくださると嬉しいです。次回作への励みになりますし、アフターストーリーを書く時のメンタルの安定に繋がるので。
面白い!とか、こうして欲しかった!とかあれば是非お願いします!
また、定期的に番外編を投稿していけたら、と思っているので、リクエスト等ありましたらそちらもお願いします!


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!