澤村「はぁ...」
『どないしたんですか?澤村先輩。相談なら乗るで。』
澤村「あぁ、ありがとう。実はなあなたが稲荷崎高校行ってる間、新しい部員入って来たんだよ。1年で。」
『その1年、なにかしたん?』
澤村「それがさぁ、初日からトラブル起こして。入部拒否中。」
『その1年名前なんて言いますん?』
澤村「影山飛雄、日向翔陽。」
『えっ...、』
『ほんまかいな!?』
おいおい待てよ、翔陽何しはったん!?
澤村「あぁ、それがどうしたんだ。」
『片っぽうちの弟や。』
澤村「えっ!?そうだったのか...日向翔陽か?」
『はい...ほんまにすいません...うちの弟が...』
『何したんですか?具体的に。』
あのバカが、ごっつしばいたるわ。
澤村「ここだけの話、教頭先生のズラを飛ばしてて、、。幸いにも許して貰えたものの...」
はぁ...ほんとバカやな翔陽。
叱る事以外見当たらんなぁ...というか関西弁染み付いてはるわ←
『...今、翔陽どこにおるかしっとりますか?』
澤村「外で練習してるんじゃないかな...
(あなたって怒るんだ、、?)」
『そうですか。ほないってきますわ』
よぉーし、気合い入れたる。
翔陽の事だし入るために勝負かましたんやな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!