第12話

本当に、美味しくない!
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2025/11/13 03:00 更新
今日はこの馬鹿と飯を食う約束をしているのだけれど。
ジョージア
あぁ、こんにちは。ユンフー。
ユンフー
どうも~?こんなところで待ってるなんてね、さては僕の事が大好きだね?あぁ、そういえば君は君のお兄さんを…。
ジョージア
ちょ、ちょっと、それ以上はやめて!恥ずかしいから…。
気持ち悪い…自分の兄に好意を向けるな。うっかりすると近親相姦だろ、この気狂いめ。
はぁ、だからこいつと喋りたくなかったんだ。こんなところでこうしてると、また人が増えて大変なことに…。
ノア
あら~?ジョージアにユンフーじゃないの、仲良しね~。今から昼食?私も行っていい?
ジョージア
あぁ、構いませんよ。勿論後ろの方々も…いいですよね、ユンフー?
後ろの…って、中層全員居るのな。メイソンがなんとなく微笑んでいる気がする。口悪クズ女は何が言いたいんだろうか。言いたいことがあるならはっきり言って欲しいものだ。
ユンフー
ご自由に~。
ノア
やった。ね?
ネビル
あは…失礼しますね~。
メイソン
……ネビル、コーヒー。
ネビル
はい!?あぁ、はい。淹れて持っていきますよ~。
相変わらずパシられてるし…何か言えばいいものを。
パイパー
はは…途中で倒れたらごめんね…。
ひとまず歩き始めたけど、パイパーがフラフラしているなぁ。まぁ、それに関しちゃエレナがすぐそばを歩いているから良いか。4級フィクサーだったって聞いたし、多少反射神経は良いでしょ、最悪倒れないようには出来るはずだ。
エレナ
煙草…は、やめておこうか。パイパー、倒れんなよな、本当に。
パイパー
えへぇ…姉さん…。
メイソン
お前は私が何に見えているんだ?
メイソンが姉に見えるって、相当目がイカれてるんだと勝手に思ってるんだが。
ジョージア
ユンフー…その、うるさくなっちゃった、ね?
ユンフー
いやぁ、にぎやかな方が良いでしょ。さ、行くよ。
ジョージア
そうかな…そうかも。うん、行こう。
笑ってる、全員笑ってる、どうしてこんな会社に居て笑えるんだろう。
本当に気持ち悪い。
ノア
うわ~ん、相変わらず美味しくないよ~!
メイソン
料理がとびきり下手な奴が料理をまずく作ろうとして出来た物だろ、そうじゃなきゃこんなに不味くならないよ、絶対に。もしかして床に落ちている死体か何かで作ったんじゃないか?いや、そうならノアがあまりにも肉がまずいとか言わないか?いや、でも、明らかにゴミを使っただろ。ゴミという概念から連想される味をしている……ゴミとしか形容できない何かを食べたことはあるが、アレより酷い物がこの世に存在していることが信じられない…………正直言って、今まで食べた物の中で一番まともじゃない味をしているよ。
メイソンが変なこと言ってる…言い過ぎとは、言えないなぁ。
ネビル
メイソン先輩…言い過ぎですよ、それなりに美味しいじゃないですか。
ノア
嘘だろお前。
メイソン
気が狂ってるのか?味覚がイカれてるとしか思えないな。
エレナ
ごめんネビル、今回ばかりはお前の発言を否定させてもらうし、メイソンを肯定するよ。どこが?
パイパー
私は美味しいと思うんだけど……。
23区、実家がレストランの奴…K社の巣、実家がそこそこ金持ち…裏路地出身、多分生活もままならないレベルだった奴…うん、とりあえず、反応に差があるのは確実に今まで食って来た物がこれより酷かったか、否か…みたいなことだろうね。
ユンフー
まぁ…今まで食ってきた物の差でしょ?
ジョージア
ノアさんは…と、思いましたが確かに彼女の実家、扱っていたものはアレだとしても、レストランなんでしたっけか……。
ネビル
そ、そっか、僕がゴミより酷い物を食べられる日があればいいやくらいの生活をしていたから…!
メイソン
普通より、少しいいものを食って来た弊害がここに……おぇっ、本当に不味い……レナ要る?
エレナ
要る訳ないだろ死ねカス。
ユンフー
まぁ、確かに美味しくはないね…。
明日も明後日も、これを食べなきゃいけないんだと思うと吐き気がする。
なんか気持ち悪くなってきたな。
梔子支部、飯が不味いという話。マキさんでさえちょっと微妙な顔をしたので…。
一応昼食の話なので、なんとなく昼にあげます。

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