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かつて、この大陸には
数千にも及ぶ小さな国々が存在し
それぞれの国の統治者同士が争っては
領土を奪い合い、
そうして戦国の時代を繰り返して
大陸は3つの国に分かれた。
最も広大な領土を誇る「賽国」
次に広い領土を持つ 「星国」
そして最も小さい 「奏国」
かつて大陸全土で強大な権力を持った異能を持つ一族
全17家の血筋はいまだ大陸に残っており
17家のうち6家が賽国に、
5家が星国に、そして残りの6家が奏国に散らばり
各地で強大な力を持っていた。
そして我が国、奏国では
王家である鳳楼家を始めとし
残り5家が5大部族として王家に忠誠を誓っていた。
しかし2000年前、
強大な権力を持っていた王の死により
5大部族の当主達はその地位をめぐり争いを始めた。
奏国全土は血に染まったが、
ある日突然争いは終わり 新たな王の時代が始まった。
そして
全文暗唱し終えた少年が、窓の外を覗く
誰かに話しかけるわけでもなく、
ただひたすらに独り言として愚痴をこぼす。
少年の視線の先には、緑鮮やかな草木と
豪華に植えられた花々。
そして少し離れた先で宴を催している父の姿を、
少年は頬に手をつき、肘を窓の傍に置いて
冷ややかな目で見つめていた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。