第3話

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2026/03/13 11:34 更新




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 少年が冷たい視線を送る先では

 彼の父とその家臣達、さらには5大部族の当主達が

 盃を交わし、舞子や琴の演奏を楽しんでいた
鳳楼 婪
......


 ただ、少年の目には

 全くもって それが楽しそうには見えなかった


.
ーーーーー!!
.
〜〜〜?
.
 \ ドッ! / 

 「ワハハハ!!」と笑い声が聞こえてきて

 少年は思わず顔を顰める

 もし彼が機嫌の悪い日だったなら

 両耳を塞いでいたかもしれない


 
 「自分の土地を守る」「財産を守る」「地位を狙う」

 そんな思惑が、この宴を開いている間にも

 混ざり合っているという事実が

 少年の気分を一層悪くさせた


 笑顔を貼り付け、裏では互いを蹴落としあう。

 かつて王家に忠誠を誓っていたはずの5部族は

 もはやその心を忘れ、そんな無礼極まりない行動を

 平気で取る


鳳楼 婪
...何が王だよ、馬鹿馬鹿し


 誰に聞かれるわけでもなく消えたその言葉は

 5部族を放ったまま、舐めた態度も容認する

 少年の父に向けて発せられたのか

 はたまた将来の自分がその地位に立つ事に対し

 発せられたのか。




 少年は、のちに自分が国を揺るがす王となることを

 まだ知らない


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