あなたの下の名前side
で、カッコつけたは良いけど……
まだみんな戦ってんだけど。
ヤンキーも分裂した顔をぶっ飛ばし始めた。再生しまくりじゃねーかこんにゃろー
その再生能力、コピーっと。
イアイが声を上げる。だが、
と却下された。
きっとイアイも同じこと思っただろうな〜
あなたの一人称は肩を回しながら戦いの場に入っていく。
そして三人に怪人の攻撃が当たる直前に止めた。
一時的にだけど他人に無下限を付与してみた。これがなかなか難しい。自分の無限を他人に影響を与えぬようにしなきゃいけないからマジ調節難易度鬼。
必ず弱点……急所はある。どんな生き物にも、術式にも。
怪人があなたの一人称に殴りかかる。あなたの一人称はそれを軽々避け、他の場所に着地する。ちなみにポケットに手突っ込んだままやってます。
てか、コイツに呪具とか呪術って通用するかな?
あなたの一人称は怪人をジッと見つめ、集中力を高める。
この0.000001秒の瞬間、呪力は黒く光る。
結構効くところを殴ってみた。意外とよろけてる。
ちょっと楽しいな、これ。
ちょっと浮かれていると、地面から怪人の攻撃が来た。
アトミックさんがそう叫ぶが、あなたの一人称は動かない。怪人の攻撃があなたの一人称に届く寸前で止まった。
そうしてる間にも、怪人の体は再生した。でも少し回復の速度が遅い。やっぱ体力も削れたね。おけおけ。
てか、コイツ誰かと話してない?テレパシーってやつ?いいなー、それ。欲しい!コピッとこ。
………よくよく見ると、コイツの身体にらいくつかのエネルギーの塊があるな。けど、それは小さくてビー玉くらいの大きさだ。つまり……
けど、まだ確信が持てない。そこで……
エネルギーの気配を探ればいける!!
あなたの一人称は掌を前に出し、顔の数だけあるエネルギーの中心を術式順転・蒼を使って引き寄せる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!