そして
劇祭会 当日
私は舞台へと足を踏み入れて
リアの役を演じた
彼女の中にある孤独や憎しみ
理人が演ずる 人形師 兼 無差別殺人鬼 ヴォルス・ トル
への愛情の芽生えや 温もりを感じる時の瞳などを
前日とリハで叩き込んでるため完璧に演じた
そして ヴォルスが殺された時 の彼女の闇の目
を演じ 演技という仮面の中にある力を開花させ
物語は最終段階に入る ヴォルスを殺した女を殺して
彼に抱きしめられながら二人でワルツを踊り
火の中バラの血まみれの舞台で、踊り明かし、
舞台は、カーテンコールを迎える
観客の皆は震え 劇団の団長からはスカウトを受けた
そして 私は全員に 梨奈の悪行とこれまでの被害者たちの
いじめの経験について暴露して
理人とともに、
舞台から去り
この世のカーテンコールを下ろした
そのふたりは 美しいスノードロップを
梨奈に渡して消えたという。
スノードロップの花言葉は
【あなたの死を望みます】












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。