第5話

第四訓【いちご牛乳の含む罪悪感】
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2026/04/18 10:14 更新
万事屋にて──────────









万事屋のソファで、所在なげに座る碧。隣には布を巻いた『虚朧』。
坂田銀時
おい、そんな殺気飛ばしながら座んなよ。畳が可哀想だろ。
坂田銀時
……ほらよ。祝杯だ。
銀時が差し出したのは、お酒ではなく、毒々しいほどピンク色のいちご牛乳。
(……ピンク色の、泥……?)
……坂田さん。これは、新手の宇宙生物ピンク・デビルの血液ですか?
坂田銀時
いちご牛乳だよ! 糖分という名の救済だよ!  宇宙一尊い飲み物だよ!
坂田銀時
……お前、10年前から中身が1ミリもアップデートされてねーのな。
坂田銀時
金平糖も毒だと思ってたあの頃からよォ。
はい、回想はいりまーs(((
時は、10年前まで遡る。
坂本辰馬
おおーい死神!!金平糖食べんか?
?金平糖…?
桂小太郎
その反応… まさか知らないとは言わせないぞ?!?
…知らないです。なんですかそれは。
坂本辰馬
前食べた小さなお菓子のことじゃよ!!
…覚えてないです。
坂本辰馬
え…マジ?
坂田銀時
おいおい…もったいねぇぜそれはよォ!!
坂本辰馬
よし!一つ食べてみろ!
………この形…毒?
坂田銀時
違うわッ!ただの甘い菓子だよ菓子!
坂本辰馬
まぁ、一口食べてみるんじゃ!
碧は金平糖を口に入れた瞬間、瞳がパァッと輝く。
……!✨
そして一瞬で戻る。
( ˙-˙ )スンッ
甘い…
だが、その声には、確かに喜びが詰まっていた。
坂本辰馬
ガハハ!!ほうじゃろほうじゃろ!!!
坂田銀時
…なあ、今一瞬表情動かなかったか?
高杉晋助
とんでもねェ速度で戻っていたがな。
桂小太郎
まさに電光石火の早業だったな…
碧はじっといちご牛乳を見つめる。










おずおずと口をつけ、その甘さに瞳をパッと輝かせる。
…!✨
そして一瞬で戻る。
( ˙-˙ )スンッ
……甘くて、おいしいです。
銀時は、その様子に過去を重ね、少し呆れた顔で呟いた。
坂田銀時
……つくづく変わってねぇのな。お前…
???
その後、誰も何も言わずに、気まずい沈黙が流れる。

























それを破ったのは、碧だった。
……坂田さん。自分は、あの頃のように、もう何かを壊すだけの死神にはなりたくありません。
そう言い、碧は隣にある《虚朧》に手をそっと添える。
……でも、この鎌は、まだ血の匂いを覚えているんです。
碧は、瞳のハイライトをフッと消し、告げる。













































…この鎌は、人を殺すためにあるんです。
坂田銀時
………
それを見た銀時は、碧の頭を乱暴にかき回す。
坂田銀時
……だったら、その鎌でマヨ方のマヨネーズでも斬ってろ。
坂田銀時
……お前が今、誰の隣にいんのか、俺ァ知ってるぜ。
坂田銀時
……真選組のパシリも、案外悪くねーだろ?
それを聞いた碧は少しだけ驚いた表情を見せる。
……はい。
……自分はパシリではなく副隊長ですが。
……でも、この味は、悪くないです。
坂田銀時
…そうかよ。
坂田銀時
……そうだ。あとよ、いつまでも「坂田さん」って呼びにくいだろ?
坂田銀時
ってか、呼び方変えてくんね?
坂田銀時
何かむず痒いんだよ…
別に自分は気にしてませんが…
…分かりました"銀時さん"。
(…あの頃の自分とは、また別…ということかな)
銀時は、ふっと笑って答える。
坂田銀時
おう。これからもよろしくな。碧。
はい。
そこからは、至極和やかに会話が進み───────




















































志村新八
いや僕ら空気にしてますよね???
え?な、なんのことカナ〜〜〜???
神楽
そうアル!
神楽
アイツ、何でいちご牛乳飲んでるアル!
神楽
ズルいネ!!
志村新八
そっちじゃなぁぁぁぁい!!
志村新八
僕らも万事屋の一員なのに、除け者にされたら困るんですよ銀さん!!!
坂田銀時
あ?お前、このシリアスっぽい雰囲気を楽しめよ。
坂田銀時
お前のせいでぶち壊しだよコノヤロー。
そうだそうだ!!!
志村新八
え僕のせい???これ僕のせいなんですか???
神楽
碧、で良いアルか?
…うん、良いよ。えっと…
神楽
私は神楽ネ!
神楽、ちゃん?
神楽
そーアル!
神楽ちゃんは今何を食べてるの?
神楽
酢昆布アル。
酢昆布…酸っぱいの?
神楽
それが美味いんだヨ。
そうなんだ…
志村新八
いやそこ何和やかに会話してるんですか!!!
神楽
は?別に会話するのはボケじゃ無いアルよ。
坂田銀時
作者のネタ切れだろ。
志村新八
そこぉぉぉぉ!!!メタ発言しないでください!!!
違うもん…ネタ切れじゃ無いもん…(泣)
志村新八
ほらぁぁぁ!!作者泣いちゃってますよ!!!
坂田銀時
知るかボケ。
神楽
関係無いアル。
主
🥺
志村新八
あ、それはちょっと…
主
😡
志村新八
あっやべすいませんごめんなさい。
坂田銀時
にしても…生意気に育ったもんだぜ。
坂田銀時
お前も立派な体格になりやがって。
坂田銀時
昔は泥団子みたいなチビだったのによォ。
…………自分は泥団子だった時があったんですか?
坂田銀時
お前それ素か???素なんだな分かった。
志村新八
例えですよ例え!!
神楽
というか碧、めちゃくちゃいい匂いするネ!
神楽
定春も食べたがってるアル!
定春
ワウ…
坂田銀時
バカ言え神楽、こいつは戦場帰りの野郎だぞ。
坂田銀時
碧、お前もいつまでもそんな長髪……
と、銀時が碧の首にゴミが付いていることに気づいた。
坂田銀時
…おい、首にゴミ付いてんぞ…
…?…どこですか?
坂田銀時
………あー分かった俺が取ってy
碧の首元に付いたゴミを払おうとして、ふと指先が碧の肌に触れる。












あまりにキメの細かい、吸い付くような肌質に、銀時の脳内に警報が鳴り響く。
坂田銀時
……………え……………待て。
坂田銀時
……お前、喉仏ねーじゃん。
志村新八
…え?
坂田銀時
……っていうか胸、若干膨らんでね?
神楽
…マジアルか?
坂田銀時
……詰め物じゃねーよな?
……? 自分は、強い「女」になりたいと師匠に乞いました。
……銀時さん、自分の体に何か異常がありますか?
坂田銀時
異常はお前の存在そのものだよォォォ!! 
坂田銀時
女だったのかよォォォォォォ!!!!!!
坂田銀時
10年間ずっと野郎だと思って「接着剤でヅラの髪固めてこい」とか教育(?)してた俺の罪悪感返せよォォォォォォ!!!!
お登勢
うるさいよ銀時ィ!!!
志村新八
碧さんが女性だったなんて…
神楽
碧はカッコいいし可愛いから最強ネ!!
主
ここらで切るよん
主
いやぁ…銀さんはオーバーリアクションがしやすい良いキャラだねぇ…
主
それでは次回まで
主
とぅーびーこんてぃにゅー!

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