第6話

five
49
2022/04/06 09:00 更新
ー授業ー
ま、ターゲット変更は良いんだけど、次誰にするか...全然思い浮かばない。

新城、有りだと思ったんだけどなぁ。


でも今、アイツと付き合ったとして、長くて一週間、最悪一時間の付き合いになる気がする。
俺
(どっちみち、新城はナシ)
じゃあ次をどうするか。

ふと、夏目の顔が浮かんだ。
連絡先は一応知ってるし、顔も分かるわけだし。
そういや、取ってる授業ほぼ同じなんだっけ。

どこかに居るかなと思い、辺りを見渡してみる。
俺
(...あ、居た)
講堂の前の方の席に、綺麗にまとめられた茶色い髪が見える。

地毛だろうか。それとも染めたのだろうか。
真面目そうだから染めてはない気がする。
俺
(見た目は可愛いし、有りかも)
同じような子落として、1ヶ月か2ヶ月程度、最悪一週間で別れる。

いつも同じでつまらないと思っていたし、少しは違ったタイプで遊んでみるのも良いかもしれない。

あーゆー真面目そうな子、落としたことないけど、今までと違うタイプなら楽しめるかもしれない。


漫画とかでよく見る「おもしれー女」ってやつ?
知らんけど。
俺
(...よし、やるか)
“面倒くさい”という思いがないわけではないが、それよりも“楽しそう”という思いがまさった。


取り敢えず、今日の授業はこれが最後だろうし、終わったら声をかけてみよう。
俺
夏目ちゃん?こないだの合コンのときいたんだけど、覚えてる?
授業が終わり、帰ろうとした夏目にいつも通りの笑顔で声を掛ける。

まあ、反応はしてくれるだろ。

そう思ったのもつかの間。
夏目は、俺に見向きもせず歩いて行った。


聞こえてない?いやでも、この距離で聞こえないなんてことあるか...?
俺
(無視、か)
ま、そんなんですぐ折れるわけもないけど。
俺
夏目ちゃーん?おーい
ひたすら声をかけ続けてみる。
少し大きめの声で呼びかければ、周りの人にも注目されて無視しづらくなるだろう。

合コンのときも、完全無視はされなかったし、多分反応はしてくれるだろう。


その予感が的中したのか、夏目は立ち止まり後ろを振り返った。
俺
あ、夏目ちゃん?このあとさ、
夏目が振り返ってくれた瞬間、彼女が話し出すきを与えずに口を開く。

しかしそんなこと気にする風もなく、夏目は一言、言い放った。
_夏目愛瞳@なつめまなみ_
夏目愛瞳なつめまなみ
うさんくさ
俺
...は?
俺がなにか言い返す間もなく、夏目は一人歩いていった。

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