飛は半袖長ズボン。
あなたの下の名前は長袖長ズボンだ。
あなたの下の名前は、 顔を背けている飛に近づいた。
飛は後ろに下がった。
飛は言いたいことがあるかのようにソワソワしている。
目がすっごく泳いでるなぁ...。
え、飛が?嫉妬?なぜ?何のために?どういう経緯で?
え最近で1番わかんないわ。
かっ、かわいいかよ〜ッッッ!!!
久しぶりにデレ飛見たかも、レアだ。
後でバクに言わなきゃ。
隣のコートから叫び声が聞こえた。
隣のコートは3年生が使っている。
淵......素直君また鼻血出したのか。
後で声かけよう。
ガツンッ!!!
あなたの下の名前の頭にバスケットボールが、クリーンヒットした。
あー素直君と同じことになってる〜。
そう言うと飛は走ってティッシュを取りに行ってくれた。
うう、申し訳ない.....端に居よう。
飛が帰ってくるまで、素直君と話しておこうかな。暇だし。
鼻や口を隠していた手を離してみた。
出たばっかりなので、気を抜くと服に付いちゃいそうだった。
素直君は学校で1番鼻血を出していると言ってもいい程、よく鼻血を出している。
私も、素直君程ではないけどまぁまぁ出るほうだ。
また少し不機嫌になった飛でした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!