全員がお風呂を上がり、
ご飯を食べようとしています。
パタンッ…
バサッ((羽を広げ飛び立った…
…家の中では…(さゆ視点)
…ころんさんはいつもより真面目で…
真剣な表情でみんなに言い放った…
と、言うより…私のセリフを取られた…
さとみさんまで……
私も行きたい…ううん…行かなきゃ!
…ななもりさん……優しい…
絶対!朝までに帰ってくる…
おねぇと一緒に帰ってきてやる!
その頃…あなたは…
…私が逃げてきた理由…それはね…
信じきれないから…
…ごめんね、なーくん…
ごめん…ジェルくん…
ごめん…ね…さとみ…くん
ごめんね…ころんくん…
ごめん…るぅとくん…
ごめんね……莉犬…くん…
そして…さゆも…
こんな事を考えていたら…
目から涙が溢れてきた…
止まらない…
頑張って止めようともした…
けど…ダメだった…
“助けて”
の一言さえ…言えない…
誰にも聞こえない……
また…死ぬのかな……
私は目を閉じた…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!