未来ちゃんが無断欠席した次の日
やはり未来ちゃんは学校に来なかった
でも、休むという連絡はちゃんと学校に入っているらしい
担任の先生が話していた
(担任の先生)志田さんは風邪でお休みだそうです
風邪なんかじゃないはず
未来ちゃんはきっと、誰にも言えないことを1人で抱えているんだ
それに私は気づくことができなかった
もし気づいてあげて、話を聞くことができていたならば、少しでも未来ちゃんは元気を出せたかもしれない
もしかしたら、その逆かもしれない
でも、気づいてあげられなかった
未来ちゃん、ごめんなさい
なんでだろう
気づけば心の中で何度も謝っている
それが毎日のようにある
別に、私が何かをしてしまったはけではないのに
私、他人の役に立つことだけを考えてるんだ
人の役に立って、誉められたいのかな
その人達を自分の味方にしたいのかな
だから、人の事より自分の事を考えろってこれまで散々言われてきたのかな
倫也は席に戻っていった
倫也は、未来ちゃんのこと心配してる
もしかして、未来ちゃんの事、好きなのかな…
ん?
なんで私がつらくなるの?
倫也が未来ちゃんの事好きかもしれないってことで、なんで私がこんなにつらくなるの?
…そうか
…わかった
…謎が解けた
前に、倫也に話しかけられて緊張してしまっていた理由も
今、こんなにつらい理由も
私…
倫也のこと…
好きだったんだ…











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!