第3話

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2023/06/21 04:54 更新
風磨side.




女子 「あなた呼びましょうか?」

近くにいた女の子が俺を見上げて言う。




風磨 「…あ。いや、掃除してるみたいだから大丈夫。」

君はまだ俺に気づかない。
早く気付けと心で念じてしまう意図は自分でもわからない。



















女子 「あのっ」

さっき話しかけた子とは別の女の子が、
不意に話しかけてくる。


女子 「付き合ってるんですか?」

本日2回目のこの質問に少しだけイライラする。









風磨 「俺とあなたはそんなのじゃないから。」

少しだけ大きめに出した声に、
君が気づいたのか手を止めてこっちに歩いてくる。




あなた 「風磨くん?」

君の声にかぶせるように。









なぜこんなにも気持ちが落ち着かないのかも、
ちゃんと考えもせず、衝動のまま口が動く。









風磨 「妹と付き合うとかありえない。」








君は俺の隣で、君の隣は俺で、
ただそれだけで俺は満足なんだから…
もう他人が深入りしてこないでよ。

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