第2話

1、プリンセス
86
2026/06/04 14:41 更新
潮田渚
潮田渚
はぁ〜…
こんこん、
執事
失礼します、お目覚めですか?
執事
お坊っちゃま
潮田渚
潮田渚
あ、うん
潮田渚
潮田渚
入って
がちゃ
執事
相変わらず早起きでございますね
執事
感心いたします
潮田渚
潮田渚
そんな、執事のほうが早起きで忙しいでしょ…!
このお城で働く使用人の中で、1番長く関係を築いてきて、1番信頼できる人。
それが、僕専属の、この執事さんだ。
執事
女王様がお待ちです、広間に向かいましょう
潮田渚
潮田渚
あ、おはようございます
潮田渚
潮田渚
母様
潮田広海
えぇ、おはよう
潮田家は、この城の建つ山のふもとにある小さな国をまとめている。
そのため、母様は女王だ。
潮田広海
ふふ、今日もドレスがよく似合ってるわね
潮田渚
潮田渚
…ありがとう、ございます
潮田広海
そろそろ暖かくなってきたわね、
潮田広海
春用のお洋服も、また買いに行きましょうか
潮田渚
潮田渚
はい…、
どうせきっと、買ってくれるのは、
スカートとか、ドレスとか、女の子用の服。
僕は、ズボンとか履いてみたいのに…
潮田渚
潮田渚
ご馳走様でした
朝食を食べ終え、部屋に戻る。
潮田渚
潮田渚
お腹いっぱーい…
執事
お坊っちゃま、本日の予定をお知らせいたします
執事
午前は特に予定はありません、ごゆっくりお休み下さい
執事
午後は、家庭教師が参ります
執事
夜は、テーブルマナー講師の方がお見えになります
潮田渚
潮田渚
わかった、ありがとう
執事
はい、なにか御用がありましたら、なんなりとお申し付けを
執事
お坊っちゃま、
潮田広海
なんですって?
潮田渚
潮田渚
っ!?
窓を眺めながら背を向け話を聞いていたため、後ろがどんな状況なのか、まだわからないが
きっと、かなりまずい。
恐る恐る窓の反射で様子を伺うと、
執事の後ろに母様が立っていた。
潮田渚
潮田渚
か、母様…
潮田広海
執事、あなた今、なぎさをなんて呼んだの?
執事
…その、
流石の執事も焦りが滲んでいる。
潮田渚
潮田渚
ち、違うの母様!これは、僕がっ…
潮田広海
渚が言ったの!?
潮田広海
お坊っちゃまと呼べって!?
潮田広海
どういうつもりなのよ!!??
潮田渚
潮田渚
ひっ…
ばんばんと足音を鳴らしながら、母様が僕の前まで歩んでくる。
潮田広海
なぎさ、分かってるわよね
潮田広海
あなたは『プリンセス』なの
潮田広海
私の可愛い『お姫様』
潮田渚
潮田渚
はい…
潮田広海
潮田広海
分かればいいのよ(  *´꒳`*)ニコッ
潮田渚
潮田渚
…ぅ、
潮田広海
もう二度と変な真似はしない事ね
母様は踵を返すと、通りすがりざまに執事に耳打ちしていた。
そして、聞こえてしまった。
潮田広海
次なにかしたら、
潮田広海
解雇だから

プリ小説オーディオドラマ