第68話

番外編4
4,238
2021/07/08 09:56
渡は語る。


「あの空気は遊びじゃない。戦いだよ……。」


その顔は確信したような強い顔をしていた。























勝負に選んだのは輪投げ。


夢「完膚無きまでにベコベコにしてやる。」


矢「かかってきなさい。」


隣の渡は呆れたようにため息を着くと、


渡「はい、これ輪ね。10個渡すから。2人とも代から2m離れて。それじゃあ制限時間20秒、よーい




















































スタート」


狙いを定めて、少し遠くにある棒に投げる。


まずは1個。


夢「よっしゃ。」


隣の矢巾はまだ1個目を投げていないようでずっと構えて動かない。


これは………私の勝ちかな。

















20秒後……、



















矢「ふっ、まだまだだな。」


夢「な、なんだとぉぉぉぉぉぉぉぉ?!!!!!!!!!」


矢巾の輪は見事に全て30点のところに入っていた。


矢巾秀
↳300点

花宮あなた
↳236点


この私が矢巾に64点も負けるなんて……。


夢「矢巾の才能がこんなところに隠れていたなんて…。」


矢「おい!!俺の特技が輪投げしかないみたいな言い方すんなよ!!」


夢「えっ笑そんなつもりで言ったわけじゃないんだけどぉ♡」


喧嘩腰の矢巾に少しイラついてしまったから言い返す。


するとゴゴゴゴゴゴゴゴと効果音がつきそうな表情で渡が


渡「お前ら、うるさい。」


微笑みながら教室の外に押し出された。


矢「お前のせいだからな。」


夢「はぁ?私なんもしてないし。」


外まで出ると目の前に長身の4人組が見えた。









夢「ねぇ、矢巾あれ……」


矢「あ、あぁ………」











小学生と何かしらの景品で貰ったのかライダーの仮面をつけて遊んでいる
私立青葉城西高校男子バレーボール部3年主将背番号1番、及川徹184,3cm。


小学生「エクスカリバァァァァァァァァァァ!!」


及「うわぁぁぁ!!やられたぁぁあ!!」


射的のゴジラの景品を見て、それを必死に取ろうと金をつぎ込む
私立青葉城西高校男子バレーボール部3年副主将兼エース背番号4番岩泉一179,3cm。


岩「もう1回お願いします。」


屋台にシュークリーム屋がある事に感動し買ったそれを食べてホワホワしてる
私立青葉城西高校男子バレーボール部3年レギュラーメンバー背番号3番花巻貴大184,7cm。


花「うっっっっまぁ………。」


大人なおねーさんに絡まれて満更でもない顔をし、話し続けている
私立青葉城西高校男子バレーボール部3年レギュラーメンバー背番号2番松川一静187,9cm。


モブ「おにーさんかっこいいね私たちと遊ばない?♡」


松「そ、そうかなぁ?お姉さんも可愛いですね。」

















夢矢「うわぁぁぁぁ………………。」

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