第16話

ひとりで抱え込まないで
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2025/12/27 06:00 更新
あれから夜になり、一日を過ぎようとしていた
夜桜 雪奈(よざくら ゆきな)
お姉ちゃん、おやすみ〜!
夜桜凛(よざくら りん)
うん、おやすみー
ガチャ(ドアの音)
そう言いながら、寝室へ入った




数十分後
夜桜凛(よざくら りん)
やっぱり、寝れないよね...
このまま横になってもしかたがないと思った私は、念の為に家にバリアを貼ってから、気晴らしに外へ出かけた。






しばらく歩くと、空は星一つも見えないぐら
い闇に包まれ、静まりかえっていた。
夜桜凛(よざくら りん)
とりあえず、地球に避難したのはいいけど...


いつまで雪に嘘をつかないといけないの?

今は一時的に安全なだけで、
私たちのところにYKPMがまたやってくる


みんなの仇、必ず討たないと
でも倒せるの?

その時は前みたいに倒せる?
私よりも強かったお母さんやお父さんは
殺されちゃったのに


夜桜凛(よざくら りん)
っ……、うく……
そう堪えながら泣いていると
星野 翔(ほしの しょう)
ここで一人で泣いて、どうしたんだ?
後ろから心配そうにしてる翔くんが見えた。
夜桜凛(よざくら りん)
わっ!...びっくりした、翔くんか...
私は、思わず目をそらした。
泣いているところを見せたくないし、
嫌いな弱音を吐きそうになったからだ
夜桜凛(よざくら りん)
私が黙っていると、翔くんが話を切り出した
星野 翔(ほしの しょう)
何があったのか俺に教えてくれないか
夜桜凛(よざくら りん)
...
星野 翔(ほしの しょう)
...俺じゃ頼りないか
翔くんが少しシュンとしながら言った。
夜桜凛(よざくら りん)
っ!
そんな顔されたら、言うしかないじゃん!!
夜桜凛(よざくら りん)
...襲撃されたあの時
私は翔くんに今まで起きたことを全て伝えた。








夜桜凛(よざくら りん)
ここの地球に避難してきたところまでが今の状況で...私、どうしたらッいいがッ分がらなぐなって...
私は話していくうちに、また泣き始めていた。
星野 翔(ほしの しょう)
一人で抱え込んで辛かったよな。俺に話してくれてありがとう。
翔くんは優しく声を掛け、私が落ち着くまで待ってくれた。








星野 翔(ほしの しょう)
落ち着いた?
夜桜凛(よざくら りん)
うん、さっきより落ち着いてきた
星野 翔(ほしの しょう)
これからやることを一回整理して
みよう。
まず、凛は仇を討ちたいか?
夜桜凛(よざくら りん)
私はみんなの無念を晴らすために仇を討ちたい!でも私一人じゃ倒せるか分からないし...
星野 翔(ほしの しょう)
一人で戦わなくてもいいんじゃないか?少なくとも俺も一緒に戦うからな。
夜桜凛(よざくら りん)
えっ!いいの?
星野 翔(ほしの しょう)
俺も親戚や仲間の仇を討ちたいからな。倒すためには、まずはYKPMの情報を収集して、そこからどう戦うか考えよう。
夜桜凛(よざくら りん)
うん!
星野 翔(ほしの しょう)
あと雪には、情報が整ったときに、教えればいいじゃないか?
夜桜凛(よざくら りん)
確かに...そうだね!
私が抱え込んでいた悩みが、翔くんのおかげで気持ちが軽くなった。
翔くんにお礼伝えなきゃ!!
星野 翔視点
夜桜凛(よざくら りん)
翔くんのおかげで、気持ちが
軽くなったよ!ありがとう!!
凛から満面の笑みがこぼれた。
ドキッ
星野 翔(ほしの しょう)
っ...//(笑顔が似合ってるのは俺より凛だろ...)

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