第18話

4号のお話
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2024/02/14 01:49 更新
研究員
イカだ!イカが生まれたぞ!!
デルタ
う…うぅ…?
研究員
こいつに普通のイカと一緒に街へ行かせて…
もう一度タコに地上を…!
それから俺は一般的なイカの知識を詰め込まれてハイカラスクエアに出てきました。
デルタ
これが…外の世界。
幼いながらも感動して、これを潰すのはもったいないと思ったのです。
それから…バトルに潜ったりもしました。
でも、オクタリアンに育てられていたからか、もともと割と上のほうにいたんですけどね。
デルタ
うわっ…⁉
ある日、マンホールに転落してしまいました。
俺は無事でしたが、戻ることが困難でした。
そこで俺は、外の世界を壊そうとしているタコたちを倒すことにしました。
それと同時に、タコにつけられたデルタという名前も捨てました。
すべてが終わって、ハイカラスクエアに帰ると、すでに俺を覚えている人はいませんでした。
もっとすごい人が出てきたのです。
それから俺は時間を嫌い、寝ずに練習することだって度々ありました。
そのたびに今の自分は迷惑をかけていると思い、ますます時間を嫌い、マンホールへと戻りました。

もう、居場所はそこしかなかったのです。

自分が役に立てることがあると、過労で倒れるまで必死に頑張りました。
それくらい、役に立つことを望んでいたのです。
精神改変4号
これが、あなたの後輩、4号の話です。
旧3号
んなこと信じるとでも…
精神改変4号
ここにこの機械があるのが何よりの証拠です。
精神改変4号
多分、元の俺は話したことないでしょうね。
きっと、名前すらも。
旧3号
っ...
(そう、なんだよな。あいつは今まで自分のことを話すことはなかった。)
精神改変4号
今の俺は、おかしくなったというより…
元に「戻ってる」んですよ。
精神改変4号
でも、あなた達の記憶は消えなかった。
あなたはただの「邪魔者」ではなかった。
邪魔者は容赦なく潰す…それにそむくくらいには、あなたは…元の俺にとって大切な存在だったんですよ。
旧3号
今その話するかよ…
精神改変4号
それでも、ここには俺が造られた実験のデータなどが落ちているでしょう。
元の俺は、この過去を…とんでもなく嫌っています。
精神改変4号
実験のデータは、絶対に元の俺には見せないでください。
旧3号
なんでだよ?
精神改変4号
おそらく、それ消したい過去を見ると…気が狂ってしまいます。
精神改変4号
ここを探索するには、元の俺はもはや荷物でしょう。
精神改変4号
それでも、戻したいと願うのなら。
できないかもしれないことに希望を持てるのなら。
その装置を操作してください。
旧3号
本人がそう言ってるんなら真実なんだろうが、
それでも4号は仲間で、後輩で、相棒なんだよ。
____それくらいの覚悟はある。
旧3号
これで、いいのか?
精神改変4号
そうだと思うのなら。
再起動を、かけてください。

俺ごと再起動がかかりますから。
旧3号
____再起動。
ぱたっ
旧3号
!?
あぁ、再起動がかかるってこういうことか。
旧3号
運び出しておくか。

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