第34話

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2024/04/02 12:27 更新


あなた
ふぅ、着いた
sn
ここ…













sn
薬草ばっかじゃん!!





しんぺい神は案内されたところに着いた途端、薬草ばかりだと喜び、直ぐさま何処かへ行ってしまったのでした





ni
一目見て分かるもんか…?
あなた
彼ずっと医学を追ってるし…一目見なくたって分かるんじゃないかな、きっと
あなた
私も薬草取ってこよ…
ni
おい待て……
ni
……はあ






あなたも薬草を取りに行ってしまい、1人きりになってしまった兄さんは、この森を探索することにしました







ni
薬草とか…分かんねぇしな……
ni
下手に触れたらろくでもない事になるだろうな







暫く歩き、森の奥深くまで来た兄さんはある事に気付きます






ni
…つーか、ここどこだよ……





自分の現在地が分からなくなってしまったのです






ni
インカム…は持ってきてねぇ
ni
これといって目印もつけてねぇな
ni
……詰みか




インカムもなければ目印もない、その上右往左往して歩いてきてしまったため、戻り方すらも分かりません




そして、来た時よりも日は傾きつつある現状に焦りを覚えたのでした







ni
…待つ、か






たまたま近くにあった洞窟に身を潜め、2人が来てくれるのを待っていました





けれど、待てど待てど日は傾くだけ






丸1日飲まず食わずのせいで、兄さんの体力は限界に近くなっていったのでした







ni
……






こんな時なのに、いえ、こんな時だからかは分かりませんが、ふと昔を思い出してしまったのでした







ni
……







盗賊だった両親との優しくて暖かかった幼少期




確かに、嫌だったのです




人のものを盗んでのうのうと暮らすのが、盗賊という立場が




けれど兄さんはあの暖かかった両親だけは嫌になれなかったのでした




ni
……いま、さら…



けれど、下らない正義に従い、世間体だけを気にし、両親を捨てた自身はとんだ親不孝者なのだろう、と思ったのてした





ni
……はは




「いつか、両親を捨てた時みたいに、軍のヤツらにも見放されるのかもしれない」

「アイツらも、スパイなんてやっている俺が嫌いなのかもしれない」

「また、あの苦しかった1人の時に逆戻りするかもしれない」


と、悪い考えだけが頭を埋めつくしたその時



















目の前に長細い影が落ちたのです
























ni
……
あなた
大丈夫…ではなさそうだね
あなた
ずっと探してたよ


そう言ったあなたはこちらへと手を伸ばし


あなた
うちに帰ろう




と言ったのでした




その姿はまるで、あの時手を差し伸べてくれた総統のようでした






兄さんはその姿をみてどう思ったのかは分かりませんが、ほろり、と頬に何か流れた事だけは分かりました






あなた
…え、大丈夫、だよね……
ni
…みず、くれ
あなた
わかった…ちょっと待ってね……





…ただ、「こんな俺を必要としてくれいるということが嬉しい」と思ったことは秘密にしよう、と兄さんは思ったのでした



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