第25話

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2024/03/10 05:00








「あの、清水さん、」




潔子「?」
潔子「あぁ、あなたの下の名前ちゃん、」
潔子「どうしたの?」





烏野高校に着いて月島くんとは一言も話さず
部活に来て清水さんを見つけるなり
急に話しかけてしまった
でもまぁ、斎藤ぶりっ子に聞いても
私の尊厳プライドが壊されそうだし

と、割り切ってはいる。



だって清水さんはいい人だと分かったから


「その、部員の体調不良、」
「というか誰か知ってる人が」
「よくわかんない体調不良に悩まされてたら」
「私に教えてくださいませんか」




潔子「?良いけど、、」


「ありがとうございます」


確かに護衛任務なんて来たくなかったけど、


家からの命令のようなものだ。


しっかりこなすつもりではある。
まだ「つもり」の段階ではあるけれど。







澤村「おい」


「……前々から思ってたんだけどさぁ」
「話しかけ方、「おい」しか知らないの?」
「正直言って不快なんだけど」





はい、来ましたー

いつもダル絡みしてくる自称兄貴ー(笑)
確かに兄貴はいるけどこんなに
喋り方がなってないやつじゃない。


澤村「何してたんだ?」
「笑、なんの話?」
澤村「昨日の話に決まっているだろ」
「決まってねぇよ笑」






潔子「澤村、もうすぐ2年生来ると思うから、」


潔子「自分の準備してきたら?」


澤村「ッ、あぁ」


「清水さんナイスです」

潔子「困ってたみたいだったから」


なんだよこの人
非術師のくせにいい人すぎるだろ



顔は真希ちゃんに負けるかもだけどね!
(↑↑非術師に絆されまいとする悪足掻き)






prrrrrrrrrrrrrprrrrrrrrrrrrr


……………………………私なんか思いだしたんだよね



私に電話かかってきすぎでは??


伏黒みたいな緊急時は分かるよ??



でもそんな頻繁にかけられてきたら



こっちも大変なわけよ


この護衛任務以外の任務は把握してるから
そんなに急かさないでいいよ?


五条みたいになんとも言えない時間に遅刻しないよ?
やらないならやらないですっぽかすもん(((



潔子「出てきていいよ」
「ありがとうございます」



なんだよもう清水さん良い人かよ!


そうだよ!良い人なんだよ!!



真希ちゃんももっとこんなふうに慈愛溢れる
体術特訓してくんないかな()






「はいもしもし、」






直哉『あ、もしもし?』




「チッ」

直哉『声聞く度に舌打ちすんのやめん??』


「うるさいです」
直哉『酷』

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