呪与人である『K』の家へ向かう。
今回は神代も最初から共同らしく、少し安心だ。
何かあれば、きっと助けてくれるだろう。
……そして目的地を目指して数分後。
家は見当たらないが、それっぽい土の道を発見。
オレが道に足を踏み出すと────
『侵入者発見、侵入者発見』
警報っぽいものが鳴った。
それと同時に、謎のメガホンが出てきて雑音がオレ達を襲ってきた。
音の五月蝿さに耐えきれないオレは、耳を塞ぎしゃがみ込む。神代達は何かを話している。
すると、朝比奈さんがオレの前に立ち────
魔眼を発動させ、しばらくするとメガホン達は止まった。
朝比奈さんが手を差し伸べてくれた。
暖かさを感じるシチュエーションの筈なのに、その手は冷たく、まるで雪のようだった。
冷えきった彼女の手をとり、立ち上がる。
先にオレは神代の元へ走る。
そして、勝手にオレでトラップを試したことに対してオレは怒った。神代は軽い謝罪をし、ヘラヘラと笑っている。
その光景を、朝比奈は少し笑って見ていた。
「如何して片目が無いの? 気持ち悪い」


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。