キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
『その能力を使うときは、必ず僕に許可を取るんだよ。』
『はい…。』
『殺れ。』
『お望み通り。…終わりました。』
『じゃあ、部屋戻ってて。俺は出かけてくるから。あ、そうだ、これつけるから部屋の椅子に座って。』
『…………』
ガチャ。
『よし。これでどこにも出れないから。じゃ、出かけてくるね。』
『はい。』
…………パリン。
『!?…洗脳されてたってことか…』
ゴワァァ。
『逃げなきゃっ…』 シャリン… 『…鎖?こんなものっ…』
ゴォォォォ。
『!!燃えた!!なら、このまま全て…!!』
ゴォォォォ!!!
『えほっ…逃げなきゃっ…』
タッ。
ゴォォォォ!!
ゔぁぁぁん!!
もう、ご主人様の話なんて。聞かない。
いや…聞かないんじゃない。…………聞きたくない。あの声。あの口調。あいつの全てが見たくない。
ゴォン!!!
『なんで逃げたの。ダメでしょ?この俺、ご主人様に従ってなきゃ。』
『君は僕がいて成り立つんだよ。』
ぎゅっ!!
色とりどりの輪が化け物の周りを囲んだ。
バキッ。サラサラ。
気づいたら化け物は黒い粉になっていた。
これで偽モトキもこの能力使うんだろうな…。
一方どこかでは…
やっぱり偽モトキかな…データを取ろうとしてる…俺が守んなきゃ。何があっても。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。