リアル人狼ゲームってあるじゃないですか。
推しが人狼陣営だとします。
そして推しが最後まで生き残ったとします。
推しが苦しみますね。
その上最後まで推しがいますね
推しが重要人物&闇堕ちするのが好きなあたしにとって
リアル人狼ゲームって神に値する存在なんですよ
だっっって推しが!!!闇落ちするかも!!!しれないし!!!!!!
美味しいじゃないですかぐえっへへへへへへ
...と、余談はこれくらいにして。
今回は
【司くんが人狼で、最後の最後で追放された時】
を書かせていただきます。
奏司、彰司注意です。
ちなみに生き残った人↓
東雲彰人(騎士)
天馬司(人狼)
宵崎奏(市民)
では、本編スタート!
朝 司の部屋
司はベッドから起き上がるも、時間まで何もやることがなかったので
ベッドの上にとりあえず座った。
昨日司は奏を狙ったが、
騎士が守ってるから無理だよー!とGMに言われた。きっと彰人だろう。
問題は今日。
議論で上手く立ち回れるかで、勝つか負けるかが決まる。
勿論、市民陣営が勝てば人狼陣営云々関係なく、元いた世界に帰れる。
人狼陣営が勝てば、市民陣営の残りの2人は死んで、自分のみが元いた世界に帰れる。
人狼陣営が負ければいい話なのだが...
...今更市民陣営を勝たそうとしたって、出来なかった。
仮に勝たせたとして、自分はどうなる?
答えは1つ。一生恨まれるだろう。
【失望した】なんて言われて、
離れていって、
見下されて。
...後戻りが出来ないのなら、もう勝つしかない。
この時の司は、生きるのに必死で頭が回らなかった。
「はいはーい!食堂へ集まって〜!!
あ、ちなみに今日の死者は0!騎士さんおめでとー!」
__GMの声がした。司はベッドから立ち、部屋から出る。
...一瞬、司の目から光が失われたような気がした。
昼 議論場
「議論の時間だよー!」
GMの声で、3人はテーブルに向かった。
___さぁ、議論の開始だ。
司と彰人の間にはピリピリした空気が漂っていた。
...その空気を割るように、奏が間に入っていった。
...【可哀想】って、言わないでよ
司は疑われない様に、出来る限り普通の声で同情する。
「【可哀想】ですね」
...真正面から言われた言葉は痛い。
それが本人のトラウマとなる言葉だったら、尚更痛い。
最初は痛くなくても、
じわり、じわりと。
こころに染み込んでいって...
___我慢なんて、できなかった。
最初はただ、【死にたくない】という気持ちだけで必死に嘘をついて。
そして、いつの間にか後戻りなんてできなくなって。
...何がスターだ。
何が笑顔にしたいだ!
自分の首を絞める行為しかしてなくて...
...諦めるしか、無いのかな。
もう、バットエンドは確定なのかな。
最初から、この運命は定められていたのかな。
なら___
____ジブンカラ、クズシテシマエ
__珍しく、奏が大声を出した。
...2人の想いが、司に届いて行く。
そして__
___司の想いは、爆発した。
...目が霞んでくる。
自分に泣く権利や、言い訳する権利なんかも無いのに。
まだ贅沢を言っちゃって__
ぎゅっ
...奏は、司を包み込むように抱いた。
奏に続いて、彰人も司を抱いた。
...暖かい。
こんな暖かさに触れたのは、いつぶりだろうか。
お陰で止まったはずの涙も、また出てきた。
「...議論は終わりで、いいかな?」
司は意を決した顔で、そう言った。
3人は、投票パネルに書かれている3人のうち1人をタップした。
「投票しゅーりょー!」
「追放されるのは...【天馬司】くんです!」
「それじゃあ司くんは、この部屋に入ってね!」
その瞬間、1つの扉が開く。
そう言い切ると、司は扉の中に入っていった。
__パァン!!
銃声が響く。
でも、この音を聞くのも今日で終わりだ。
「...てことで、市民陣営の勝利〜!!
人狼ゲームに参加した皆さんを、元の世界に送るね〜!」
GMのその言葉に、2人は凄く安堵した。
「うん!やっとだよ♪
...このゲートをくぐったら、君達は帰れる。もうここに、心残りは無いかな?」
「ふーん。そっか!
じゃあばいばーい!!」
2人は扉に向かって歩いて行く。
そして、ゲートをくぐった瞬間___
「し...の...、しのの...、しののめく...、東雲くん!!」こはねの言う『あそこ』を彰人は見る。
そこには...
思わずの光景に、彰人は笑ってしまった。
だが...
同時に安心した、彰人であった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。