彼の唾液で濡れた突起はやけに厭らしく、
視界に映る度に 私を昂らせていった。
「...そ、んな.....やだ、...見ないで...ッ」
じっとこちらを見つめてくる視線に体は火照り、
快感と羞恥に 下腹部が疼くのが分かった。
「ひゃ...ぁ、っ...ン.......」
それに気づいたかのように
遥希くんは手を太ももへと降ろし、
皮膚の薄い内側を指先でそっと撫で始める。
初めてなのに、どうしてこんなにも 先を知りたくなるのだろう。
性欲に関しては、今まで全くと言っていいほどなかったのに。
今はもう、触れて欲しくてたまらない...なんて。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!