Nakamu視点
学校から発生地点までは近かった。
大きめの商店街に虚獣が何匹かいるらしい。近くには住宅街もあるから早めに片して欲しいとのこと。
数回やってきたことだがこれにもまだ慣れないところがある。
いつまで経っても新鮮な感覚だ。
到着の報告を済ませるために本部に連絡する。
この連絡さえ緊張してしまう。
こういうものになにか非日常的なものを感じている。
もうこれが日常になりつつあるのに。
スマイル視点
これから連れていくわけだがどこにいてもらうかに迷っている。
学校から発生地点までは近めだから生徒に見られる可能性があるのが怖い。
そうなるとわざわざ発生地点の反対側まで回らないといけなくなるのが面倒くさい。
2人にはうまくやってもらおう。
影狼の方がこの距離なら伝達速度が速いはず。
小規模なビル群、4階〜6階建てくらいの小さめなビルが立ち並ぶアーケードがあるタイプの商店街の近くの場所だ。企業のオフィスも入っていたりするが、空き巣も多い。適当な高いアパートにでもいてもらうことにしよう。
ちなみにアーケードは透明度が高く、ガラスのような素材でできているため、きちんと俺たち白尾隊のことを見ることができる。
多分あのビルまでは走れば3分くらいで着けるだろう。
Nakamu視点
虚獣を探し始めて早10分…今だに1匹もいない。
今は近距離+遠、中距離に分かれて行動している。
そもそももう一組のシャークんきんときBroooock チームからも連絡ないし忘れ去られすぎて俺泣きそう。
突然Broooock から通信が入ってきた。
口調的にヨユーそうだからめちゃくちゃ急ぐ必要はないと思うけど流石に走ることにする。
スマイル視点
Broooock チームが虚獣を見つける数分前…
スマイル視点
Nakamuの指示通り一番大きい古本屋に来た。
辺りはしーんとしており、全くと言っていいほど人の気配がない。
ほんとに誰もいない。商店街が広く、道が迷路のように入り組んでいるため探すのも一苦労だ。
そう思いトランシーバーを起動したが見事に繋がらなかった。通信障害だろうか。
仕方ない、影狼を使おう。
メンバー探しは影狼に任せるとして一応自分でも探してみることにした。
どーせ路地裏でサボってるんだろ。
何かが後ろにいる。
振り返ってみるとそこには、いたんだ。
ヤツが。
通信障害で増援は呼べない。
俺の武器は遠距離。生憎、護身用ナイフはAkiraとピヤノに渡してしまった。
まだ俺は1人の兵士として未熟。だが
一騎打ち以外の道はないだろう。
次回→未定







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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!