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2人はまだ付き合ってません 。
あなたちゃんはQuizKnockのヘアメイクさんです
ymmt
僕には好きな人がいる 。
別にその恋が叶わなくても 、
その好きな人が幸せならいいかな 。
なんて 、以前はそう考える人だった
僕の頭に違う概念を叩き込んできたのは
ヘアメイクさんのあなたちゃん
この子だけは僕が幸せにしたい 、そう思った
こんなことは初めてで
何をするのにも 、あなたちゃんを目で追っていた
でも 、あなたちゃんは5つも下
僕よりかっこいい人なんて世界に沢山いる 。
『 山本さーん 』
ヘアメイクの時間が訪れ 、あなたちゃんが僕を呼ぶ
僕は 、あなたちゃんを独り占めできる
この時間が大好き
『 じゃ今日もやっていきますね !! 』
「 お願いしまーす 笑 」
鏡越しに道具を片手に 、元気よく話している
彼女をみて ふいに笑みがこぼれる 。
『 今日もいつも通りで大丈夫ですか? 』
「 うん 、あなたちゃんに任せるよ〜 」
『 了解しました !! 』
髪の毛をセットしている間は色んな話をする
だけど 、
『 さっき伊沢さんが飴くれたんですよ ── !! 』
とか
『 須貝さんってほんとにおもしろいですよね 笑 』
とか
彼女から出る名前は僕の仕事仲間の名前ばかり
こんなにも
この人たちが憎たらしいと考えたことはなかった 。
僕だけを見ればいいのに 、
そのまま
世間話をしていると 、話は恋愛の話題へと発展した
「 えぇあなたちゃん彼氏いないの !? 」
『 はい 、笑
かれこれ5年もいなくて困ります ( 泣 ) 』
「 そんなしょぼんとしないで 笑 」
「 あ、てか僕こんなこと聞いてセクハラだった !? 」
『 山本さんなら全然大丈夫ですよ 笑 』
何その 山本さんなら大丈夫 って 、
勘違いしちゃうよ僕
『 でも勿体ないねぇ〜 』
「 ん?何がですか?」
クシを片手に
きょとんとした顔で見つめてくる彼女
『 あなたちゃん 、折角可愛いくていい子なのに
彼氏がいないなんて勿体ないってことだよ 』
「 えぇそんな 、」
「 逆に山本さんはいないんですか? 」
『 僕はね ─── 』「 待ってください! 」
そこまで言うと 、止められてしまった
彼女に何故かと聞くと
「 ただのスタッフがそうゆう話を馴れ馴れしく
聞くのは良くないかと 、」
「 あと山本さんの恋愛話は聞きたくないってか 、ゴニョゴニョ 」
あなたちゃんは小さな声で言ったつもりだろうけど
僕には 、はっきりと聞こえた 。
「 いや 、やっぱり今のなしで !! 」
そんなことを恥ずかしそうに言う彼女
あなたちゃんって 、ほんと馬鹿だねもう遅いよ
僕はとっくに君に惚れてるんだから
『 ね 、あなたちゃん明日空いてる? 』
「 あはい 、空いてます 」
『 んーじゃあデートしよっか !! 』
『 詳細はまたLINEするね 、待ってて 』
赤く染まった彼女に言い残し 、
僕はウキウキでメイク室から出て行った 。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。