第335話

トラウマと向き合う
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2025/12/27 08:00 更新
瑞希視点
暁山瑞希
暁山瑞希
(夜、連絡が入る。前の病院で親身になってくれた看護師さんからだ。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(内容は、冬弥くんがボクに会いたがっていたから、予約を入れていいか?というものだ。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(この病院は比較的電波は悪いが、スマホの使用が自由なところはいい所だ。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(本来看護師さんが患者とSNSで繋がることは良くないことなんだろうけど、こっそりと交換してくれた。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(ボクとしては、まだ少しだけ信じられる部類の人なので、拒絶するほどでもなく、交換に応じたというわけだ。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(ボクは悩む。正直な気持ちで言うならば、会いたいと思えない。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(冬弥くんも、あんなことを言ってボクの事を傷つけたひとりなのだ。それは当たり前だ。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(でも、このままではダメな気もしている。なぜ、ボクにあんなことを言ったのか、今までボクと過ごした時間は全て偽りだったのか、それを知りたい。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(そう考えれば、これは、知るチャンスとも捉えられる。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(悩んだ末に、ボクは決断した。冬弥くんに来てもらうことに。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(だけど、もしかしたら冬弥くんのことを拒絶してしまうかもしれないと、そんなことも伝えた。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(大丈夫……だと信じたい…ボクは………)
暁山瑞希
暁山瑞希
(皮肉なことに、この前のみのりちゃんの件で心から友達だった人のことを嫌ってないことがわかってしまった。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(あんなに冷たい言葉を投げかけられたのに、いざ死体と向き合うとボクからは嬉しいという感情が湧かなかった。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(どちらかといえば、驚きを含んだ悲しみと言うべきだろうか。そんな気がする。)
暁山瑞希
暁山瑞希
(だから、会ってみたいと思った。もしかしたらトラウマを払拭出来るかもしれないと思いたくて。)
冬弥視点
青柳冬弥
青柳冬弥
(看護師さんから会うことが可能との連絡をいただいた。)
青柳冬弥
青柳冬弥
(俺はこの日の練習を早めに切り上げて病院へと向かう。)
青柳冬弥
青柳冬弥
(もし話すことができれば、白石が、「いつでも待ってるからね。」と伝えて欲しいと言っていた。)
青柳冬弥
青柳冬弥
(幾分か長い道を進み、病院の最寄り駅へと着く。)
青柳冬弥
青柳冬弥
(看護師さんが言っていた。もしかしたら、拒絶してしまうかもしれない、と。何があったのかは俺にも詳しく分からないが…)
青柳冬弥
青柳冬弥
(それでも、俺は暁山のためにも、そして、咲希さんの為にも動かないといけない。)

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