第12話

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2024/08/17 10:39 更新
プールサイド
白石蔵ノ介Side
白石蔵ノ介
どこや…
…離してもらってもらっていいですか
いいじゃん、ねぇちゃん可愛いから惚れちゃった
お前だけずるいって
居った……。やけど、アイツらが邪魔やな…
白石蔵ノ介
悪いな、俺の彼女やねん
俺は男らの中からあなたの腕を引いて抱き寄せた。これ以上、コイツらにあなたを触れさせたら俺が我慢できんわ。

あなたもアカンで、そんな簡単に触れさしたら
七瀬あなた
蔵!
白石蔵ノ介
自分ら、早よ帰り。これ以上、この子に触れんといてほしいし
チッ、良いところだったのによ
そう吐き捨て帰っていった。ホンマに頼むで…
七瀬あなた
何で、ここに?
白石蔵ノ介
謙也が一緒に居るかと思ったら謙也は呑気に座っとったから
急いで来たんや
七瀬あなた
そっか…ごめんね、わざわざ来てもらって
白石蔵ノ介
何言うとんねん。そんなこと気にせんでええよ
あなたに手出した奴らの方がシバきたなるわ。取り敢えず、謙也達のとこに戻らなアカンな…。って勢いで俺の彼女て名乗ったけど気付いとるか?
財前光
遅かったっすね
戻ると謙也が床に正座させられていた。それを誰も突っ込まないという事はユウジらが言ったんやと分かった
白石蔵ノ介
丁度、あなたが絡まれとってな
一氏ユウジ
ええ加減、気付けや。自分いつも絡まれるんやから
七瀬あなた
うん、ありがとう、皆
白石蔵ノ介
取り敢えず、謙也、買いに行くで
千歳ら、あなたのこと頼むで
千歳千里
ちゃんと見とるよ
あなたは手を……袖を振って俺達を見送った。千歳のお陰で水着公開は防げたんやけど、千歳の上着を羽織った所為で更に可愛くなった……。ホンマ、罪な女やな…
七瀬あなたSide
七瀬あなた
蔵って本当にお母さんみたいだよね
部をまとめる部長でもあるけど、矢っ張り金ちゃんや千里達を大人しくさせる原動力はお母さんみたいだなと思ってしまった。本人に言うと怒られるだろうけど
財前光
…聞きました?ユウジ先輩。部長、お母さんやって
一氏ユウジ
可哀想な奴やな。意識されとらんわ
意識?まぁ、それは放っておいて皆、過保護だな…。あれくらいなら蹴りでも入れたら怯んだと思うのに…
七瀬あなた
あれくらい、倒せたのに
千歳千里
怖かね…
財前光
先輩って見た目からは想像出来ないくらい怖いっすよね
七瀬あなた
そういう意味、それ
軽く溜息を付いて蔵と謙也を待つ私達。光君はスマホを弄りながら待っていたけど…。千里は目を離すとすぐ居なくなりそう……ユウジは……問題ないかな







数分したら謙也達は戻ってきた
白石蔵ノ介
遅なった。飯買ってきたで
忍足謙也
この時間はやっぱ混んでるわ〜
遅すぎてイライラしてもうた…
七瀬あなた
スピード命だもんね、謙也は
机に買ってきたご飯を置いて皆で食べることにした。途中、謙也とユウジが分からないことで言い争っていたけど…
千歳千里
あなた、そろそろ行くばい
七瀬あなた
そうだね、机は皆に任せようか
プールに入ると私は胸辺りだけど千里はお腹辺りまでしか浸かっていなかった。こう見ると身長高いんだなと実感する。私も低いほうじゃないけど千里を見ると矢っ張り低いよね……
千歳千里
小さかね
七瀬あなた
それ、嫌味…?
千歳千里
そんなところもむぞらしかね
七瀬あなた
はぐらかしたね…
私の頭を撫でてニコニコしている千里。子供扱いされてる?というか妹みたいに見られてるのかな…?私、ミユキちゃんじゃないけど…
白石蔵ノ介
お前らだけ何楽しんどるんや
七瀬あなた
あ、蔵
千歳千里
白石も入ると?
白石蔵ノ介
千歳だけにあなたはやらんからな
千歳千里
白石、妬いとる?
と、二人がニコニコしながら言い合っている。この二人が笑顔で言い合っているのを見ると怖い。それも千里は私の腰を抱いているから蔵は黒いオーラが更に増している……
白石蔵ノ介
千歳、その手、離しや?
七瀬あなた
あ、あの!蔵も入ろ?ね?
この二人の空気を和らげようと発した言葉がまさか、私のこの一言で悪化すると思わなかった。蔵と千里が私を間して私の頭上でニコニコしながら睨み合っている。言葉はおかしいが本当にそうなのだ
財前光
先輩らオモロイことしてますね
七瀬あなた
あの…光君、助けてくれない?
そこに、携帯をこっちに向けた光君がやって来た
財前光
先輩、助けてほしいならちゃんと言って下さいよ
とカメラを向け言ってくる光君。楽しそうだな……。全く、うちの部員は 皆こうなのか…。とはいえ、この状況からは助けてほしい。蔵と千里が怖いから
七瀬あなた
光君、助けて下さい…。ホントに早く
財前光
いいっすよ。はい
携帯をしまって私に手を差し出してくれた。でも、ユウジと同じく何やかんや言って優しい。光君は。

引き上げてもらって二人を見ると私に気付いていないみたい。この二人、仲良いよね。息が合うというかなんというか

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