第8話

8.邪魔したがり
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2024/02/18 15:00 更新
天馬あなたside


……凄くやりづらい…


現在は2限目で、数学の小テスト中なのだが__
真人
早く解きなよ。時間無くなるけどー?
あなた
……
私の机の前でジッと見てくる真人


見られていると凄く解きづらいから本当にやめてほしい


そんなのお構いなしといった感じで全く退かないし


しかも、困ったのはこの時間だけじゃ無かった
あなた
っ、っし!
クラスメイト
あなたナイッシュー!
クラスメイト
流石あなた!うちらの誇りだよ~!
体育の時間、バスケを体育館でしていると__
真人
へーっ!思ったよりも動けるな~
真人
つーかポニテやめたら?めっちゃ見られてんのに気付かないとかウケるね
ケラケラと笑って傍にやって来る


もういいって…余計なお世話だし…


ポニテの女子なんていっぱいいるじゃん…


軽く苛立ちを覚えたけどその時はなんとか呑み込んで、クラスメイトと笑っていた
天馬司
あなたー!!迎えに来たぞ!
あなた
うん。でも司、もう少し声を抑えてくれると嬉しいかな
天馬司
む、すまない…
放課後、掃除も終わって鞄に手をかけたとき、司の大声が聞こえた


久しぶりに二人で一緒に帰れるなあ


正直、少し嬉しくて浮き足立った足取りで司の隣へ行く
真人
へえ、コイツがあなたの兄かー…なんか、似てるけど似てないな
スキンシップをしながらそう言う真人


もう黙っててと思いつつ、スルーして司と喋る
天馬司
そういえば今日、俺のクラスでは数学の小テストがあったんだが、あなたはもうやったか?
あなた
うん。今日の2限目に。意外と楽しい問題多めだったよね
天馬司
なっ……勉強が出来る奴は違うな……
あなた
あはは、私は理系専門だけどね
司は物理が特に苦手だからなあ


思い返せばテスト前にいつも必死に頼まれるっけ
真人
あなたって勉強も出来るんだ。そんなもん出来ても将来使わないのにバカだねー
あなた
ほんっとに…何か言い出せば全部私へのいちゃもんじゃん…!


司には見えてないから頑張って笑った顔のままでいる


これで怒っても司の気分を悪くさせるだけ、我慢、我慢…
天馬司
!思い出したんだが、オレの友達にあなたにこれを渡してくれと頼まれたんだ
私に?と不思議に思う


司が制服の内ポケットから取り出したのは丁寧に折り畳まれた手紙だった
天馬司
絶対に中身を見るなと言われたから見てないんだが、良い奴だから変なものは入っていないはずだぞ!
あなた
ありがとう…?
そんな自信満々に司が言うことかな…?と苦笑しつつ受け取る


見るなってことは見せたくなかったんだろう、と思って一度バッグにしまい込む


後で部屋で見ればいっか
真人
これに関しては珍しく、真人は何も言ってこない


偶には静かにしてくれる方がむしろありがたいから良いんだけど
天馬司
ところでだな____
その後も、黙ったままの真人を連れながら、司と話し込んで歩いた

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