ボムギュが机に肘をついて、にやっと笑う。
距離、近い。
さっきからずっと近い。
あなたの下の名前は少し顔をそらす。
ボムギュはわざとらしく覗き込む。
その瞬間。
ヨンジュン。
低い声。
ヒュニンも即反応。
テヒョンもぼそっと。
スビンも言う。
四方向から圧。
でも。
ボムギュは全然引かない。
むしろ笑う。
即答。
ボムギュがくすっと笑う。
そのとき。
ボムギュがノートを指す。
さらっと直す。
あなたの下の名前の目が丸くなる。
ボムギュが少し得意げに笑う。
ヨンジュンが舌打ち。
ボムギュが肩をすくめる。
そして。
あなたの下の名前に少しだけ近づく。
距離、さらに縮まる。
ヒュニンが立ち上がる。
ヨンジュンも続く。
ボムギュが即拒否。
ボムギュは笑う。
正論(?)
全員が黙る。
そのとき。
ドヨンが口を開く。
ピタッ。
空気が止まる。
ボムギュの笑顔が一瞬だけ止まる。
一気に不利。
ボムギュがあなたの下の名前を見る。
その瞬間。
ボムギュが小さく笑った。
ぽん、とあなたの下の名前の頭を軽く叩く。
ボムギュは肩をすくめる。
そして。
少しだけ声を落とす。
ドヨンだけが小さく笑う。
ボムギュは視線を返す。
静かな火花。
でも次の瞬間。
ボムギュが急に明るく言う。
あなたの下の名前のノートを引き寄せる。
距離、また近い。
あなたの下の名前は思わず笑った。
その一言で。
少しだけ空気が柔らかくなる。
でも。
誰も引いてない。
ボムギュも。
ヨンジュンも。
ヒュニンも。
テヒョンも。
スビンも。
そしてドヨンも。
全員、本気。
ただ一人のために。




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。