第30話

Episode29 Junior high school story
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2025/02/13 10:00 更新
家でそんなことを言われてすぐの頃。


私と結楽は学校でも色々言われ始めた。







正確には、『私だけが』悪口を言われた。
・
悪魔!!悪魔だ!!
あなた
ぅ…




『妹(結楽)と違って出来損ない』






『性格が暗くて、醜い。悪魔みたいだ』





『結楽と正反対』




そう。










『悪魔』と呼ばれていたのは……








高校生になってからではなかったんだ。























中学生の時から、ずっとそう言われ続けていた。




それでも、最初は否定しようとした。





『悪魔じゃない』と。






だけど、否定すればするほど周りは面白がった。





それが嫌になった。絶望した。










私はいつからか否定することを諦めてしまった。












何を言っても否定されるなら、黙っていよう。




顔に出さないようにしても、








不快なことを言われた時は嫌な顔をしたりもした。




・
悪魔だってこと、自覚しなよ!!










やめて、否定しないで。






お母さん
結楽と違って出来損ないよね







出来損ないでごめんなさい。







だけどね、お母さん。














お母さんに否定されるのが1番辛いよ。








次、頑張ればいい。











次は……次回…










あなた
(次からはもっと完璧にするから許して!!)







・
『天使と悪魔』って言われてるだけあるね













私は悪魔じゃない!!『鈴白あなた』だ!!






あなた
もう誰も批判しないで!!
本当の私を見てよ!!





両親は、仕事人間だった。



この家(鈴白家)では、家事全般が私の担当。









それを見かねた結楽が、








気晴らしにカラオケに連れて行ってくれたこともあった。









歌は、その時に沢山練習した。










ビビットストリートで一緒に歌ったこともある。





チーム名は『White Bell』。











鈴は英語でBell、白は英語でWhite。












ただ、その2つを組み合わせただけの名前だ。









私は結構気に入っていたけどね。














……なのに、いつからか結楽は歌うことをやめてしまった。




私は結楽の歌が大好きだった。












私は低音が得意。結楽は高音パートが凄く綺麗。













2人合わせれば最強だねって話したんだけどな…笑







結楽の歌は、いつだって私に勇気をくれた。



だから、頑張れた。








結楽は、歌わなくなった理由を教えてくれなかった。













まぁ、それでもいいと思ったけど。














それから月日が経ち、高校に入学した頃。














両親にあることを言われた━━━━━━━━━━━━━━

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