悠二Side
俺はこの施設で1番年上。だから、下の子が泣いてたら慰めたり、喧嘩してたら仲裁に入ったり。自分で言うことじゃないけど頼りにされてるんや!まぁ、中2はもう一人いるけど。さっき言った、「こういう時は笑っとくんや」はお兄ちゃんの言葉。顔は覚えてないけど、名前は覚えてる。確か、海って言った気がする。10年ぐらい前に別れてるから覚えてないんだけど。
大桜か。大桜はさっき言ったもう1人の中2。生まれつき体が弱いらしいから、一人部屋でいつも過ごしてる。だから、ほとんど喋ったことない。っていうかあんまり会ったことない。
無言で部屋まで歩いてく。俺は賑やかな方が好きだからちょっと気まずいけど、大桜ちゃんはあんまり気にしてないみたい。
コンコン
そう言って1枚の紙を僕らに出てきた。
拝啓
いかがお過ごしでしょうか。早速ですがあなた方を北海道への宿泊「hope project」へご招待致します。この旅へは悠二様、大桜様を合わせ、9名の中高生が参加されます。全ての人が悩みを抱え集まります。そんな悩みを少しでも笑顔に変えられるお手伝いをするのがこのプロジェクトとなっています。施設の方と話し合って決めてください。期限は7月の15日までです。
敬具
starblossom株式会社 社長 花宮 和樹
早く行きたいなー!


















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。