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第6話

 ➳📨
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2026/02/01 02:25 更新
 
 はぁ!?!?誕生日にプロポーズされたぁぁ!? 
あなた
 ちょっ、うるさいうるさい!! 
あなた
 まぁ、そうだけど… 


  翌日、旧校舎の裏で友人と昼食をとる時に

  実は…と、例のプロポーズ事件について話した

  まぁ旧校舎なだけあって、人は誰もいないため

  大声を出しても問題はないが… 
あなた
 (結構恥ずかしいんだよこれ話すの…!!) 


  そんなに驚くか…?いや驚くか()

  まぁ、秘密にしてた俺も俺だけど…

  誕生日に片想いの相手からプロポーズされたとか…

  どこの少女漫画だよって展開話せないじゃん??


  友人は大きなため息を1つついてから

  俺の目を見た

 
 んで?あなたはどーすんの? 
あなた
 どうするって? 
 
 だからプロポーズ、返事どーすんのさ。受けるの?受けないの? 


  友人にそう言われ、少し困惑してしまった

  何度もウェンから求婚(?)され続けて

  正直言えば、心臓破裂するぐらいドキドキしてたし

  両想いって浮かれて、夜中一人ではしゃいでたくらいには

  ウェンがずっと大好き 



  …でも、 


  …でもなぁ。 


  ウェンはモテる。それこそホントに、少女漫画に出てきそうなほどに。

  ウェンが好きな子からの反感を買うのは避けたいし…


  それに…… 

あなた
 …怖いじゃん 
 
 なんで、? 
あなた
 だって、…プロポーズ受けちゃったら、っていうか、その…受けたらさ、…今の関係壊れるじゃん? 
あなた
 勿論、ウェンのことは大好きだし、この先この気持ちが変わることはないって思える。…でもさ、今の関係じゃないとできないこととか、友達にしかない距離感みたいなのがあるじゃん 
あなた
 でも、そーいう関係になったら、今のノリとかがなくなるなら…今のままでいいかなって 


  つらつらと弱音を吐く

  もう止められなかった

  友人がどんな顔をしているか気になって顔を上げれば

  スマホをいじりながら『ふーん』と興味なさそうに言った

あなた
 ちょ、はぁぁ!? 
 
 ん?何 
あなた
 なんなんだよ!?俺がせっかく弱音吐いたのに!?なんか俺がただ恥ずかしい奴みたいになってんじゃんか!! 
 
 えーだって、あなたは赤城くんが好きだし、赤城くんはあなたが好きなんだろ? 

 
 関係壊したくないだのグダグダ言ってるけど、周りのから見ればお前等ラブラブだからな? 
あなた
 …はにゃ? 
 
 はにゃじゃねーよ 
 
 とっとと認めて、赤城くんに気持ち伝えてこいよ、な? 


  へらへらっと言いやがる

  なんでそんな簡単に言うんだよアホか?? 
あなた
 お前が成功例なだけなんだぞ?? 
 幸せになりやがれくそが 
 
 貶すか褒めるかどっちかにしろよ
 まぁ、ありがと? 
 
 まー、だから、さっさと伝えてきな! 


  此奴に耳は無いのだろうか

  簡単に言わないで貰っていい? 
あなた
 だーかーらー!!ウェンのことは愛してるんだってば!でも今の関係を壊したくないの!聞こえてるか!? 
 
 あははは、だから〝俺は〟わかってるってば 
あなた
 …はい? 






 
 ってことらしいけど 









 
 〝赤城くん?〟 

あなた
 …ほぇ? 


  なんて情けない声が出てくる。

  恐る恐る振り向けば

  顔を真っ赤に染めたウェンの姿が 


  え?なんで??と一人で困惑していれば

  我が友人がウィンクしながら静かに去っていった


  つまり、此処にいるのは俺とウェンだけ

  しかも旧校舎の裏だから誰も来ない 


  先に静寂を破ったのはウェンだった 

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