ある日の夕方 、
土砂降りの雨の中 、
玄関のドアがバタンと閉まる 。
ロレは全身びしょ濡れで 、
髪も服も重たく水を含んでいる 。
靴を脱ぐと「 ぴちゃっ 」と水音が響き 、
滴る水が床に落ちる 。
ロレの声にびっくりして 、
思わず リビングから飛び出して 、声をかける 。
そう言って 、
ふわっちは タオルを持ってきて
ロレに渡しリビングへ戻った 。
それを受け取ったロレは 、
少し息を切らしながら私に言った 。
私はそのタオルを手に取り 、
そっとローレンの頭を包む 。
濡れた髪から伝わる冷たさに 、
一瞬ドキッとする 。
頭を拭き終えると 、
そのままリビングへ向かう 。
ロレはコップの水を飲み干し 、
いつもみたいに笑った 。
その笑顔が穏やかで 、
なのにどうしてか 、胸の奥が少しざわつく 。
さっきまでの雨の音が 、
まだ耳の奥に残っているみたいだった 。
お風呂に入ったロレを待つ間 、
リビングには少し静かな時間が流れる 。
葛葉に持ってきてもらい 、
みんなでテーブルに
ちょっとしたスナックを並べて 、
テレビを見ながらゆるく食べる 。
お風呂上がりのロレに 、
ポテチを渡すふわっち 。
ふわっと湯気の残る髪をタオルで押さえながら 、
ロレはソファにどかっと腰を下ろした 。
みんなの笑い声に混ざりながらも 、
私は小さく息をつく 。
少しずつ 、
こうして笑える時間が増えてきた気がする 。
スナック菓子のカリッとした音と 、
テレビのやわらかな音が混じり合う 。
ロレがポテチを一枚つまんで口に放り込み 、
ぼんやりとテレビを眺める。
そう言いながら 、
ロレは背もたれに体を預ける 。
湯上がりのせいか 、頬が少し赤い 。
そう返しながらも 、
目はだんだんととろんとしていく 。
小さな笑い声とテレビの音だけが 、
静かにリビングに溶けていった 。
🔚 to be continued …















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。