少しだけ 、修正済み ⇓
少しの沈黙のあと 、
ベリたんが 、ふっと笑って言った 。
悪意のない 、ただの感想 。
でも 、その一言が胸の奥に 、すっと落ちた 。
その言葉に 、うまく笑えなかった 。
否定もできず 、肯定もできず 、
胸の奥が ほんの少しざわつく 。
褒め言葉のはずなのに 、
昔の私と 、今の私の間に
静かな距離を感じてしまった 。
サラぴも笑って手を振る 。
私は慌てて頷いた 。
それ以上 、何も言えなかった 。
" また " が本当に来るのか 、
自分でもわからなかったから 。
2人が人混みに紛れていくのを見送って 、
私は 、無意識にふわっちの手を
ぎゅっと握り直していた 。
ふわっちがそう言って 、私の手を包み直す 。
ロレが自然に私の腕を引いた 。
その動作はあまりにも当たり前で 、
拒む理由なんて 、見つからなかった 。
帰り道 ____ 。
イルミネーションはまだ綺麗なのに 、
行きよりも 、空気が少し静かだった 。
誰かが必ず私の隣にいて 、
誰かが必ず私の名前を呼ぶ 。
それ以上 、話は広がらなかった 。
代わりに 、
腰あたりに腕が回されて 、
歩幅が 、私に合わせられる 。
私は小さく息を吸って 、
その距離に身を委ねた 。
あったかい 。
ちゃんと 、守られてる 。
なのに ____
さっきのベリたんの言葉が 、
頭の奥で 、何度も繰り返される 。
「 前より、大人びたよね 」
家に着く頃には 、
外の冷たさよりも 、
胸の内側のほうが 、静かに冷えていた 。
" 来年も "
その言葉に 、私は笑おうとして ____
うまく 、笑えなかった 。
玄関のドアが閉まる 。
外の世界が 、
すっと 、遠ざかる音がした 。
あの光は 、もう見えない 。
だけど 、背中にはまだ 、
4人の気配が 、確かに残っていた 。
あたたかくて 、逃げ場のない ______
やさしい檻みたいに 。
🔚 to be continued …
伏せ字合ってなかったらごめんなさい 🙇🏻♀️ ⇑













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。